「自転車屋さんの高橋くん」で共演! 鈴木伸之&内田理央「原作の先生の言葉で自信!」2022/11/17
テレビ東京系で放送中の木ドラ24「自転車屋さんの高橋くん」。松虫あられさんの同名漫画を原作に、イケメンで優しいけれど見た目はヤンキーの自転車店を営む青年と、人付き合いが苦手で内気なアラサー女性の恋愛模様を描いた作品です。
今回TVガイドwebでは、主人公の高橋遼平を演じる鈴木伸之さんと、内気な女性・飯野朋子役の内田理央さんにお話を伺いました。
――作品の印象をお聞かせください。
鈴木 「原作を読んだ時から、ちょっとした間(ま)の取り方や心の機微の表現が大切な作品だなと思っていたので、ドラマでも原作と同じくらい大切にしていきたいと思っていました。内田さんの演じるパン子(飯野朋子の愛称)が、弱い部分が隠れている表現が原作の雰囲気に近くて。だから、僕もそういった小さなピースを見逃さないように、すごく意識しながら撮影に臨んでいます」
内田 「高橋くんは真っすぐで、少し不器用で…。でも心はすごく温かくて優しい男性ですね。この作品は内気なパン子が高橋くんに出会ってさまざまなことに気が付いて成長していく物語だと感じています。高橋くんの鼻とパン子の鼻がくっつくんじゃないかと思うくらい近づくシーンが何度かあるのですが、高橋くんのそういった距離感がパン子の心を強制的に開かせるんだなと、あらためて思いましたね」
――ご自身と役の似ている点はありますか?
鈴木 「ドラマでは“ノラえもん”となっていますが、僕もドラえもんが好きなんです。現実のドラえもんだと、『おばあちゃんの思い出』って回が本当に大好きで。だからそこが似ているなと思いますね。高橋くんは思ったことしか言わないのですが、僕自身もはっきり自分の意思を伝えたいタイプです。小さな共通点がたくさんあるので、演じる時、自然に役に入っていける感覚があります」
内田 「パン子は自分の意見を出すのが苦手で、心の中ではいろいろ考えていることがあるのに言葉にできないんです。私自身、そういうことがあるのでそこが似ているなと思います。あと、お願いされたら断れないタイプなので、そこもちょっと似ていますね」
――ロケ地での思い出などありますか?
鈴木 「都内にいるとご近所とのお付き合いがなかなかできないのですが、町全体で撮影に協力していただいて、みんなが家族のように感じていいなと思いました。撮影中の僕たちを見て楽しそうにお話されていたのも印象的でしたね。空気も水も奇麗で、すごくすてきな撮影期間でした」
内田 「本当にロケ先の町の皆さんが優しくご協力くださって! 撮影場所の近くにたこ焼き屋さんがあったのですが、お店の方がたこ焼きを差し入れしてくださったりしました。人の優しさや温かさを感じられて良かったです。原作者の松虫先生が育った町ということなんですが、なんと先生が撮影にいらっしゃって!」
鈴木 「当初予定になかった日に先生がいらしたのを見つけて、僕と内田さんとプロデューサーさんとごあいさつに行ったのですが、『ドラマがとても楽しみで、待ちきれなくて早めに見に来てしまいました』とおっしゃってて。僕たちのビジュアルを見て満足だと喜んでいらっしゃったのが印象的でした」
内田 「先生にそういうふうに言っていただいてとても安心しましたね。その後も温かいお言葉をたくさんくださって、それからさらに私たちの演じる高橋くんたちに自信が持てたような気がします」
お二人のお話を伺って、ますますドラマが楽しみになりました。本日11月17日放送の第3話では、遼平の家で目を覚ましたパン子が、母との関係の悩みを打ち明けます。静かに聞いてくれる遼平への優しさにパン子の心も遼平に近付いていきます。そして、会社では遼平を悪く言う山本耕起(瀬口黎弥)に対し言い返すことができるようになり、少しずつ成長するパン子。強くなっていくパン子と、それを優しく見守る遼平。2人の恋はどうなるのでしょうか。ぜひご覧ください!
【番組情報】
木ドラ24「自転車屋さんの高橋くん」
テレビ東京系
木曜 深夜0:30~1:00 第3話は深夜0:40~1:10
※地上波放送終了後、ディレクターズカット版がNetflixにて独占配信中。ほかに無料配信サービス・ネットもテレ東(テレビ東京HP、TVer)にて通常版の見逃し配信あり。
取材・文/テレビ東京担当 N・S
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