「最初はパー」澤村が豪太に病を告白。“相方”の絆がSNSで話題！2022/11/14

　テレビ朝日系で放送中のドラマ「最初はパー」。お笑い養成所を舞台に繰り広げられる笑いあり、涙ありのストーリーを描いた秋元康さん企画・原作・脚本の新感覚“笑劇”ドラマです。地上波単独初主演を務めるSixTONES・ジェシーさんが、お笑い養成所に入学した政治家の息子・利根川豪太を演じ、市川猿之助さん演じるこわもての男・澤村銀平とコンビを結成。雨宮すみれ（賀喜遥香）、鬼講師・相田忠則（小籔千豊）らと、時にぶつかり、時に励まし合いながら、プロの芸人を目指して奮闘します。

　先日放送された第3話は、ご覧になりましたか？　一時は解散かと思われた豪太と澤村が再びそろい、ホッとしたのもつかの間。澤村がステージ4のがんだと発覚し、豪太へ病気を打ち明けるシーンでは、2人と共に涙した方も多かったのではないでしょうか。ほかにも、相田の元相方が現れたりと、見どころ満載の第3話を振り返っていきます。

第3話振り返り

　澤村が欠席した日、相田から「澤村が辞めると言ってきた」と聞かされた豪太は、父・周郎（橋本じゅん）が関わっていると確信。澤村の家を訪ね、土下座して謝罪します。すると澤村は「辞めねえよ」と断言。「ビビってたら何もできねえ」と翌日には、授業にも復帰しました。

相田の過去が明らかに！

　2人そろった「最初はパー」に、満足げな視線をおくる相田。ネタ見せでも、うっすらと笑みを浮かべて見守る様子は、2人のことを“見どころがある”と認めているように見えました。思い返せば、豪太の父が裏で自分に接触してきたことや、澤村に何かしたことを分かりやすく豪太に知らせていたのはいつも相田で…。もしかしたら、この先、豪太にとって強い味方になるかもしれません。

　そんな相田の元に、売れっ子芸人・アパッチボーイズの正野泰也（レイザーラモンHG）が訪ねてきます。

　かつてコンビを組んでいた相田ともう一度コンビを組みたいという正野に「今の相方には言ってきたんか」「漫才の相方は運命共同体や。正野、お前には命預けられへんわ」と、相田は完全拒否。

　2人の間に何があって解散に至ったのかは明かされていませんが、そのことが現在の相田の行動や考え方に大きく影響を与えているのは間違いなさそうです。

カラオケシーンでのジェシーの歌唱力が話題に！

　別れた妻子を思い熱唱する市毛稔（迫田孝也）を見て、「結婚したいと思ったことないんですか？」と問いかける豪太に、妻子の存在を明かした澤村。なんで相方なのに教えてくれないのかとさらに質問攻めにする豪太へ、澤村の妻子への思い、そしてお笑いへかける思いが語られたカラオケ店でのシーン。

　豪太が歌う「勝手にしやがれ」は、「うまい！」とSNSで評判に！　泥酔してフニャフニャした様子からの、突然の美声とのギャップに驚きつつも、聞きほれた方が多かったようです。

もらい泣き必至のラストシーン

　最もSNSをにぎわせたのは、澤村がステージ4のがんに侵されていることを豪太に告白するシーン。公園に豪太を呼び出した澤村は、ネタと称してさりげなくがん宣告を受けたと告白。「そういうことをネタにするのは…」と戸惑いながらもツッコミ続ける豪太ですが、澤村の目に光る涙を見て“本当のことなんだ…”とがく然。「娘にテレビに出てる姿見せるまでは死ねねぇんだ」「豪太…すまん」という澤村の言葉に、「相方なんですから、首に縄つけてでも漫才してもらいますよ」と、病気に打ち勝ちこれからも2人で漫才をやっていくという強い思いを再確認します。

　「昔の俺ならひっそり野垂れ死んでた…今は違う、真っ先にオマエの顔が浮かんだ。世界にたった1人の相方だから…」という澤村に、豪太は涙ながらにこう答えます「…オチはないんですか？」。

　自分たちが抱えている悲しみや苦しみまでも“笑い”に昇華しようとする芸人のすさまじい生きざま、そして“相方”という誰よりも近く、誰よりも大きな存在の大切さ、あうんの呼吸で通じ合える特別な関係性がヒシヒシと伝わってくるジェシーさんと猿之助さんの演技に、「号泣した」「まさかこのドラマで泣くとは思わなかった」といった感激の声が、多くの人から上がっていました。

　11月18日放送の第4話では、澤村を守り抜く決意をした豪太が澤村に付き添って病院へ。「なんとしてでも救ってください」と医師に懇願するのですが、いろいろな問題が噴出し、豪太がさらなる決断を迫られることになります。果たして、2人の運命は…？