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望月歩&葵わかなが「ホリデイ~江戸の休日~」でW主演。新春時代劇が7年ぶりに復活2022/10/26

望月歩&葵わかなが「ホリデイ~江戸の休日~」でW主演。新春時代劇が7年ぶりに復活

 テレビ東京系では2023年1月に、新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」(日時未定)を放送。望月歩と葵わかながダブル主演を務める。同局での新春時代劇のオンエアは、2016年の「信長燃ゆ」以来7年ぶりとなる。

 徳川3代将軍・家光には、近年注目を集める意外な絵の才能があった。ある美術館で紹介されたのをきっかけに「ヘタウマの元祖」と話題を呼び、マスコミにも多数取り上げられるなど反響が広がった。本作は、昭和33年に製作された大映映画「江戸っ子祭」(脚本・小國英雄、監督・島耕二)の設定にインスパイアされつつも、こうした家光の知られざる一面にスポットを当てることで、時代劇の新たな可能性に踏み込む。「八重の桜」「ゲゲゲの女房」(ともにNHK)などヒット作を連ねる脚本家・山本むつみ氏の手により、江戸時代から現代に連なるラブストーリーへと大胆に設定を変え、令和の世にふさわしい“全く新しい物語”へと再生させた野心作となっている。

 本作は、現代に生きるごく普通の会社員の若者が、実家から“徳川家光が描いた絵”が出てきたという幼なじみの女子大生の付き添いで「開運!なんでも鑑定団」に出演することから物語が展開。収録当日、現れた鑑定人風の老人から「これは真筆」と声をかけられ、その絵にまつわる切ない恋の逸話が語られる。それは徳川家光と町娘・お仙のはかない恋物語だった――。

 3代将軍の座が決まっていたが、自らを将軍の器ではないと反発していた家光。教育係だった大久保彦左衛門は、江戸の魚屋・太助に家光を預け、魚屋修行をさせることに。最初は戸惑っていたが、やがて自由が楽しくなっていく。そして、町娘のお仙に出会い恋に落ちる家光。そんな中、家光の3代将軍就任を快く思わない一派が家光暗殺を画策。将軍の跡目争いも絡んだ、この恋物語は果たしてどのような結末に!?

 現代の会社員・鍵山孝平と江戸時代の家光を、1人2役で演じる望月は「時代劇と現代劇の現場の感覚を入れ替えながら撮影するのが大変でした。最初は孝平の感覚の方がしっくりきていたのですが、家光の感覚がしっくりきて、孝平ってどんな感じだったっけとなった日があります(笑)」と、撮影の苦労を振り返る。

 また、「共演者の方々はすごい先輩ばかりで、時代劇を好きな方は特に見どころになると思います。将来に悩んでいる2人がやりたいことを見いだし、前に進む話です。悩みがある方だけではなく、見てくれた方全員の背中を押せる作品だと思うので、見ていただけたらうれしいです。たくさんの方に届きますように」と思いを伝える。

 一方、葵は、現代の孝平の幼なじみ・戸倉詩織と江戸時代の家光の恋の相手・町娘のお仙に扮(ふん)する。「お仙は物事に一生懸命で、正義感の強いヒーローのような女の子です。医者を目指しながら女性であるという逆境に悩んだり、悲しい過去を抱えていますが、出会いを通じてどんどん成長していくんだろうなと想像できる子です。男性の格好をしたのも初めてでしたが、とても楽しくいい経験になりました! 詩織も、過去の2人とどんな関係があるのか…想像するのもとても楽しかったです」と自身の役への印象を述べている。

 そして、現代の鑑定人風の謎の老人と江戸時代の家光の教育係・大久保彦左衛門役を務めるのは、名優・里見浩太朗。「時代劇ファンがお正月にゆっくり楽しんでいただける、そんなものをぜひもう一度やってみたい、やらせていただきたい、そんな思いがずっとありましたから、今回の作品が決まった時は『万歳!』そんな思いでした」と、本作への出演を聞いた際の思いを明かす。

 さらに、「本当に久しぶりに昔仕事を一緒にした方たちが集まってくれまして、それがうれしくてたまらないです。東映京都撮影所で撮影を行ったのですが、撮影所では出演する俳優さんたちだけでなく、撮影所の俳優さんたちがみんな集まってきてくれて歓迎してくれました。こんなにうれしいことはなかったです」と、これまで時代劇を支えてきた仲間が再結集した喜びを語った。

 また、「今回、大久保彦左衛門が立ち回りをやるシーンがあるんです。この私の年齢としては、本当に最後と思って精いっぱい頑張りました。久しぶりの大立ち回り、楽しかったです。注目していただけたらうれしいです」と見どころをアピールしている。

 ほかにも、家光の面倒を見る魚屋で大久保彦左衛門の子分・太助に髙嶋政伸、太助の妻・お仲に戸田菜穂、家光の剣術指南・柳生宗矩に本田博太郎、宗矩の長男で剣豪の柳生十兵衛に上川隆也が配され、家光の乳母・お福(春日局)を名取裕子、家光の母で2代将軍秀忠の正室・お江を財前直見、徳川幕府の重臣・本多正純に小林稔侍、将軍・徳川家康に高橋英樹、大久保家の用人・笹尾喜内を中村梅雀、町医者でお仙の養父・杉野一庵を内藤剛志が務めるなど、新春時代劇らしく豪華な俳優陣が顔をそろえている。


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