【WATCH的イケメン図鑑】Vol.48 マット・スミス2022/10/25
クセの強いやんちゃな王弟役でドラマを牽引
広大な大陸の覇権を巡り、複数の名家が血で血を洗う争いを繰り広げる大ヒットドラマといえば「ゲーム・オブ・スローンズ」。その後継シリーズにあたる「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が、大勢のファンの期待に応えて誕生。「一度見始めたらやめられない!」と世界中で話題になった作品世界が、再び視聴者を熱狂させている。
後継シリーズといっても、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」で描かれるのは「ゲーム・オブ・スローンズ」から200年ほど前の世界。中世ヨーロッパとファンタジーの世界をミックスしたようなウェスタロス大陸の現王を、「ゲーム・オブ・スローンズ」の時点では権力を失っていたターガリエン家の当主が務めている。
壮大な覇権争いが繰り広げられる展開上、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」も「ゲーム・オブ・スローンズ」同様に多数の(超個性的な!)登場人物たちが入り乱れるのだが、その中で最も気になるのが現王の弟・デイモン。温厚な王様とは違って気性が荒く、戦いに前のめりで、周囲をひっかき回して悦に入る王弟を、「ドクター・フー」の11代目ドクター役や「ザ・クラウン」のフィリップ殿下役でも知られる英国俳優、マット・スミスが演じている。
個性的な顔立ちがチャーミング
マット・スミスといえば個性的な顔立ちがチャーミングで、クセ強キャラを演じさせて右に出る者はなし! デイモンも11代目ドクターやフィリップ殿下に負けないくらいのクセ強キャラで、兄上にはすぐ盾突くし、戦闘時はもちろん戦闘じゃない時も血みどろがお好きのよう。しかしながら、やんちゃ上等のデイモンもマットが演じていることで、どこか繊細な魅力が加わり、いつしか愛らしく見えてくるからアラ不思議❤︎ エピソードが進むにつれ、凶暴なくせに打たれ弱かったり、自分も王位がちょっと欲しいわりには王位継承者のレイニラ(現王の長女で、デイモンのめい)とは妙に気が合っちゃったり、それゆえに余計なこともしがちだったりする愛くるしさと隙が見え隠れし始める。いや、“見え隠れ”というよりは、隠しようもないくらいドドッと漏れているかも。
そんなデイモンなので、「絶対に憎めない! むしろ好き! 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の全魅力を彼が担っている!」との声も多数。登場人物たちがそれぞれの思惑をぶつけ合い、権力争いに翻弄(ほんろう)され、次々と命を落とす過酷な展開が続いていく中、デイモンは(とてもすてきなので)最後まで生き残ると信じてる❤︎
【プロフィール】
マット・スミス(Matt Smith)
1982年10月28日生まれ。イギリス出身。舞台、ドラマ、映画でキャリアを積んだ後、長寿ドラマ「ドクター・フー」(2005年~)の11代目ドクター役に抜てき。およそ3シーズンにわたって同役を演じ、国民的スター俳優となる。映画出演作に、ライアン・ゴズリング監督の「ロスト・リバー」(14年)ほか、「ターミネーター:新起動/ジェニシス」(15年)、「ラストナイト・イン・ソーホー」(21年)、「モービウス」(22年)など。英国王室の内幕を描いたNetflixシリーズ「ザ・クラウン」(16年~)のシーズン1と2ではフィリップ殿下を演じた。
【作品紹介】
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」(全10話)
U-NEXT 独占配信中
文/渡邉ひかる
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