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話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口2019/02/23

 女の子のためのお役立ち情報をご紹介するコーナー。皆さんは「畳縁(たたみべり)」を知っていますか?今回は話題の素材「畳縁」の魅力に迫ります。和モダンな小物作りにぜひ挑戦してみてください!

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

和柄からポップな柄までバリエーション豊かな「畳縁」を使って、針で縫わずに作れるリボン付きがま口の作り方を紹介します。

<用意するもの> がま口1個+ミニリボン1個分

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

畳縁:長さ16cm×1枚(がま口用)、長さ16cm×1枚&3cm×1枚(ミニリボン用)にカット、7.5cmのがま口金具、紙ひも約11cm×2本、グルーガン、糸、木工用ボンド、つまようじ、千枚通し、平ヤットコ、当て布、定規、はさみ

【がま口の作り方】

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

① がま口用の畳縁(16cm)を二つ折りにして、3辺の端にグルーガンを少量塗って接着し、二重の布状にする。グルーガンは乾くのが早いので、手早くやるのがコツ。

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

② 畳縁の四隅をがま口金具の形に合わせて丸くカットする。金具を畳縁に当て、カーブに合わせながら切ると形を合わせやすい。切り口はグルーガンで接着する。

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

③ つまようじを使い、がま口金具の片側の溝に木工用ボンドを塗る。金具の溝半分を満たすぐらいのイメージでたっぷりと塗るのがポイント。次の工程でボンドが溢れたら、ウェットティッシュでふき取ればOK。

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

④ 畳縁の片側を金具にセットし、内側のすき間に千枚通しや指を使って紙ひもを入れる。もう片側も③、④と同様の手順を繰り返す。


POINT☝︎

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

接着しやすいよう、紙ひもは使う前にねじりをほどくようにひねり、膨らませておく。

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

金具の溝に紙ひもを入れる際は押し込みすぎない。金具の溝から紙ひもが少し見えているぐらいでOK。


話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

⑤ 平ヤットコで金具の四隅(蝶番に近い側)を締め、金具と畳縁をしっかり噛み合わせる。平ヤットコがない場合は、ペンチで代用可能。その際も、溝のあとがつかないよう、必ず布を挟んで行う。


POINT☝︎

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

金具の四隅を締める際は、平ヤットコの下に小さく切ったタオル地など布を挟んで行う。金具に凹みなど、締めたあとが残ることを避けるため。


【ミニリボンの作り方】

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

① ミニリボン用の畳縁(長さ16cm)を横長に三つ折りにする。このとき、畳縁の耳が表にくるようにする。

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

② 両端をあわせて輪の形にし、グルーガンでとめる。

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

③ 真ん中を凹ませて糸で巻いて止め、リボンの形にする。糸の端はグルーガンでとめる。

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

④ 畳縁(3cm)を三つ折りにする。試しにリボン本体の中央に巻いてみて、余る部分はカット。実際にリボン本体に巻き、裏側をグルーガンでとめる。リボンができあがったら裏返し、縦横十字にグルーガンをつけ、がま口本体に置き、しっかりと接着する。グルーガンが乾く前に素早く行うのがポイント。

<アレンジ例> おしゃれなアクセサリーにも大変身!

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

グルーガンだけでアクセサリーも製作可能。畳縁を細長に三つ折りにし、両端を三角形に折ればブレスレット本体に。ミニリボンと同様、短く切って三つ折りにした畳縁を本体中央に巻き、千枚通しで両端に穴を空け、留め具を付けて完成。百円均一で腕時計を買ってベルトを外し、畳縁のブレスレット本体を付け、両端に留め具をつければ腕時計に。

《Interview》

伝統的な素材がモダンな小物に変身!
「畳縁」とは、その名の通り、畳の縁についている細長い布のこと。ここ1、2年で、ハンドメイド用の素材として注目を集めるようになりました。魅力は、バリエーション豊かな色柄。和風はもちろん、カラフルでポップな柄もたくさんあり、目移り必至です。手芸店や一部書店で手に入れることができ、価格は1.5mで300円ほど。もともと畳の縁を保護する素材ですから丈夫ですし、ポリエステル製なので多少濡れても大丈夫。ハリやシャリ感、光沢のある質感もほかの素材にはないものです。
 畳縁で作る小物やアクセサリーはグルーガンがあれば、切る、折るなどシンプルな工程で簡単に作ることができます。私が主宰する講座では、2時間で5、6品ほどを作ります。今回紹介するがま口は、ハンドクラフト初心者でも30分もあれば作ることができますよ。使用する道具は、グルーガンやがま口金具、千枚通しなど、百円均一ショップで売っているものがほとんど。余った畳縁でブレスレットなどを作ることもできます。お気に入りの柄の畳縁を見つけて、ぜひ作ってみてください。

今回教えてくれたのは…

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

「みちくさアートラボ」オーナー 椎名恵叶さん
‘11年、東京・浅草橋に、1回完結型のハンドメイドやクラフトを楽しめるワークショップアトリエ「みちくさアートラボ」をオープン。UVレジン、ネクタイリメイク、レザークラフトなど、多岐に渡るジャンルのモノづくりを独自の方法で行っている。


話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

ハンドメイドが学べるアトリエ♪
ハンドクラフトのワークショップが楽しめる隠れ家的なアトリエ。UVレジン、畳縁のアクセサリーなど、月20本ほど開催される講座はすべて1回完結で完全予約制。

「ハンドメイドワークショップ みちくさアートラボ」
住所:東京都台東区浅草橋1-31-4大原第二ビル3階B室
HP:http://michikusaartlab.com/
facebook:https://www.facebook.com/michikusa
アメブロ:https://ameblo.jp/artzakka

撮影/蓮尾美智子 取材・文/仲川僚子

「Girl’s Culture」とは?

話題のハンドメイド素材“畳縁”(たたみべり)で作るミニがま口

月刊TVガイドにて掲載している、女の子のためのお役立ち情報をご紹介するコーナー。テーマに関して、本誌では更に詳しく紹介しています。
http://zasshi.tv/category/MTG

当記事に関しては、月刊TVガイド2019年4月号にて掲載。



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