久保田紗友&横田真悠、仲良しだからこそ「会っても会わなくても変わらない」関係――「トモダチゲームR4」インタビュー2022/08/26
原作・山口ミコト氏、漫画・佐藤友生氏による大人気コミック「トモダチゲーム」(講談社「別冊少年マガジン」連載)を映像化した考察系ドラマ「トモダチゲームR4」(テレビ朝日系)。ある日突然、謎だらけの「トモダチゲーム」への参加を強いられた片切友一(浮所飛貴)、美笠天智(佐藤龍我)、四部誠(井上瑞稀)、沢良宜志法(久保田紗友)、心木ゆとり(横田真悠)ら高校生たちの究極の心理戦を描いています。
仲良しだったはずの5人ですが、ゲームが進むにつれて裏切りやそれぞれの秘密が明らかとなり、友情が崩壊。第3ゲームには友一と天智だけで参加し、志法、ゆとり、四部は一時解放され、学校へとバラバラになってしまいました。
先週放送の第5話で、友一と天智と合流したゆとりが、トモダチゲームをかたるクロキに拉致され、「弱い者勝ちゲーム」に参加します。友一を守るために自分が我慢をするべきだと分かっていながら、つい自己保身に走ってしまったゆとりは、その反省からか「私も友一を助けたい」と、大人のトモダチゲームへ自ら参加を決意しました。一方、姿を見せなくなった志法は、なんと運営チームに加わるという衝撃の展開を迎えています。
そんな志法とゆとりを演じる久保田紗友さん、横田真悠さんのお二人に、作品の魅力や印象に残ったシーンなどを伺いました。
――今作のどんなところが魅力だと思われますか?
久保田 「やっぱり見てくださっている方が考察しながら見られるところですね。エンターテインメント性のあるドラマだなと思っていて。友達同士の裏切り合いがあったり、すごく振り切った作品ではあると思うんですけど、友達について考えたりできるところかなと思いますね」
横田 「台本を読んで、『あー…、友達ってそうなのかもな』みたいな、考えさせられることもすごいあって。あとは、運営ルームとゲーム会場の雰囲気の違いがすごく面白いなと思います。運営側が説明した通りに展開していくところとかも、一視聴者として見ていて面白いなって思って」
久保田 「あとは、第2話でトモダチゲームに参加申し込みをしたのが天智ということが判明したじゃないですか。なので、物語がこれからどうなっていくのか、本当の裏切り者は誰なんだというのがより一層かき立てられたなと思いました」
――あらためて、演じる役の難しかったところ、楽しかったところを教えてください。
久保田 「志法は、すごく正義感が強くてしっかり者なんですけど、私も…そういう部分ありますよね…?(とスタッフの方を見る)志法ほど品行方正なタイプではないんですけど、その志法が持ってる正義感とかは、すごく似たものを感じていたので演じやすかったです」
――一方で、あざむいたり秘密を抱えていたりという一面もありますよね。
久保田 「そうですね。ミスリードというか、物語の中で展開はたくさんあるんですけど、志法自身は常に目の前にあることを真っすぐ受け止めて、 その場での正義感を貫き通したいなと思いながらやっていましたので、“これを正義と言えるのか言えないのか”っていうことに対しては、すごく難しさを感じましたね」
横田 「ゆとりちゃんは、過去にいじめられた出来事もあって、人に対してそんなに信頼できていない部分もあると思います。クラスの中でもゆとりちゃん自身はすごくおっとりしてるし、 口数も少ないので、普段の私とは違いますね。発言するのもたまにしかないから、人と話す時のボリュームの調節が難しかったです。第2話の『暴露スゴロク』の時に感情をあらわにするシーンがあって、感情を爆発させた後はどのくらいのテンションに戻るんだろうとか、いろいろ考えたりしたんですけど、素のテンションがすごく難しいなと思いました」
――久保田さんから見ても、普段の横田さんとは違うと感じますか?
久保田 「違います。ゆとりは結構抱えているものや、今後の展開があるにしても、おとなしく女の子らしい性格じゃないですか。でも、真悠って意外とサバサバしていて、自分の意見をちゃんとはっきり言ってくれるので」
横田 「よくしゃべるって言われます」
――ここまでの撮影を振り返って、印象的なシーンはありますか?
横田 「志法ちゃんが、モテモテ(笑)。ゆとりからしたら、友一も天智も四部もみんな志法のところに行っちゃうから、ゆとりが1人になった時にすごく切なかったです」
久保田 「でも、私も第2話でゆとりの方に行っちゃう友一を見て、『ああ、なんか離れていっちゃったな』っていうのは感じていました。ゆとりが結構かき乱すじゃないですか」
横田 「確かに、切ない…」
久保田 「友達として、ゆとりは裏切らないと信じたい気持ちもあるけれど、やられてることはひどいことだったり。そのことに対してもすごく悲しかったし、その言葉をみんなが信じてるのもすごい悲しかったです」
友達と初共演
――撮影現場ではどんなふうに過ごしていますか? お二人はもともと仲がいいとお伺いしているんですが…。
久保田 「すごい頻繁に連絡を取ったりしてないけど、そこも超えた仲なので」
横田 「そうそう」
久保田 「会ってなくても変わらないし、会っても変わらない。だから、今回お仕事を一緒にするのは初めてだったんですけど、そんな感じも全くしなくて」
横田 「そう! 役でバチバチしてる時も、空き時間は普通に隣の席に座ってしゃべれました」
――共演すると決まった後、連絡を取り合ったりされましたか?
横田 「連絡取ったっけ?」
久保田 「真悠がゆとりをやるっていうのは聞いていて、リハーサル初日に『会えるの楽しみにしてる』って」
横田 「あ、そうだそうだ!」
――撮影の合間に、一緒に出かけたりされましたか?
久保田 「ロケ地が自然に囲まれた場所での撮影が多くて、なかなか出かける機会もないし、そんなに時間もなくて」
横田 「だからこそ、現場では一緒にご飯を食べたり、待機時間もずっと一緒にいますね」
――先ほど志法がモテモテで…というお話もありましたが、もしお二人が友達と同じ人を好きになってしまったらどうされますか?
久保田 「そういうシチュエーションってなかなかないよね?」
横田 「ないない。だって、あったことないもん。どうするんだろう…」
久保田 「でも、私は友達の方を大事にするかもしれないです。友達が好きって思った時点で、恋愛対象にならないかも」
横田 「うん。それに、それで付き合えてもうれしくない。話せないもん」
原作を尊重しながらも、新しいトモダチゲームを作っている
――志法とゆとりについて、原作を読んで感じていた印象と、役作りをしていく中でのイメージに違いはありましたか?
久保田 「私は原作を尊重して志法というキャラクターを演じたいなと思っていたので、 しっかり者の志法をちゃんと具現化できるようにしなきゃなと思っていました。なので、 イメージと全然違ったとかはなくて、むしろそこの志法自身にあるイメージに向かっていった感じでしたね。そこまでギャップみたいなのは感じなかったです」
――横田さんはいかがですか?
横田 「ゆとりちゃんも、はかない感じがあるじゃないですか。本当は見た目から入っていきたかったんですけど、今回(髪形を)ボブにもしていないので、スイッチが入りづらい感覚があったんです。原作漫画を何回も読んだり台本を読んでいくうちに、みんなが思っている“触ったら壊れちゃいそうな”ゆとりの雰囲気を出せるのかなと思っていました」
久保田 「監督自身がそこまで原作に近づけなくてもいいという考えで、まだ衣装も決まっていない状態の時に、新しいトモダチゲームを作ろうっていう話があって」
横田 「うん」
久保田 「なので、私も前髪がなかったり。あまり原作は意識せず、でも原作で大事な部分は尊重しつつできたらなと思いながら、みんなで作り上げました」
――ドラマ版ならではという感じですね。
久保田 「そうですね。物語も一緒の部分もありますけど、ドラマ版でしか描かれない部分とかもあるので」
――特に大変だったシーンを教えてください。
久保田 「やっぱりゲーム会場でゲームをしている時が一番大変なのかなって思いますね。(横田さんに向かって)え、違う?」
横田 「いや、そうだと思う」
久保田 「やっぱりシーンも長いし、ずっと同じ場所でのシーンがたくさんあるので」
横田 「ずっと集中してなきゃいけないシーンだったので。だからこそ、教室で普通に楽しいシーンを撮った時は、すごい楽しかったね」
久保田 「ゲームのシーンと比べて気が楽でしたね」
横田 「そう、めちゃくちゃ気が楽でした。だから、合間に大富豪とかしてました(笑)」
――最後に第6話の見どころを教えてください。
久保田 「たぶん皆さんも衝撃的ではあると思うんですけど、志法は第5話で運営の方に行くんですね。それがどういう意図なのかは楽しみにしてもらえるとうれしいなって思います。でも、志法の正義感は消えてはいません! なので、そのポイントに注目して見ていただけたらと思います」
横田 「第6話は『友情の檻ゲーム』ですね。本当にたくさんの方が参加されていて人数が多い分、初めて見えてくる関係性みたいなのがあるのかなと思います。ゆとりちゃんも意味がないことはしていないので、ちょっと臆病だったりする部分はありますけど、 彼女は彼女なりにいろいろ考えているので、また違った見方ができるんじゃないかなって思います」
【プロフィール】
久保田紗友(くぼた さゆ)
2000年1月18日生まれ、北海道出身。最近の出演作にドラマ「雪女と蟹を食う」(テレビ東京系)、「僕の姉ちゃん」(テレビ東京系)、映画「サヨナラまでの30分」「藍に響け」、舞台パルコ・プロデュース2022「VAMP SHOW」など。
横田真悠(よこた まゆう)
1999年6月30日生まれ、東京都出身。主な出演作に、ドラマ「3年A組 ー今から皆さんは、人質ですー」(日本テレビ系)、映画「カラダ探し」(10月14日公開)など。「non-no」(集英社)専属モデルとしても活躍。
【番組情報】
オシドラサタデー「トモダチゲームR4」
テレビ朝日系
土曜 午後11:00~深夜0:00
【プレゼント】
サイン入り生写真を2名様にプレゼント!
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【締切】2022年9月22日(木)正午
【注意事項】
※ご当選者さまの住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、当選を無効とさせていただきます。
※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
※抽選、抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできませんので予めご了承ください。
取材・文/金澤久留実(テレビ朝日担当) 撮影/蓮尾美智子
(久保田)衣装/ダイアグラム(ダイアグラム表参道ヒルズ店:03-6804-3121) スタイリスト/瀬川結美子 ヘア&メーク/吉田太郎
(横田)衣装/トップス・ジャケット・スカート /IRENE パンプス /CHARLES & KEITH
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