松田龍平は「想像の2倍しゃべる人」!?「鵜頭川村事件」で共演の蓮佛美沙子&工藤阿須加が印象を明かす2022/08/03
WOWOWで8月28日に配信・放送がスタートする「連続ドラマW 鵜頭川村事件」(日曜午後10:00)の完成報告会に、蓮佛美沙子、工藤阿須加、そして入江悠監督が登壇した。
ホラー作家・櫛木理宇氏による同名小説のスリリングな物語展開や人間の本性に迫る心理描写はそのままに、時代や設定を改編し、壮大なスケールで映像化した本作。舞台は日本の片隅にある鵜頭川(うずかわ)という名の村。医師・岩森明(松田龍平)は娘を連れて、行方不明の妻・仁美(蓮佛)の故郷の村を訪れるが、村は集中豪雨による土砂崩れで孤立。不安が渦巻く中、殺人事件が発生し、村人たちは暴徒化していく。村に根深く残る因習や権力闘争に巻き込まれながら、岩森は妻の行方につながる新事実へと迫っていく。
まず、過酷な状況下で追い詰められていく主人公・岩森役の松田と、村の権力者を演じる伊武雅刀は体調不良のため大事をとって欠席ということで、失踪した岩森の妻・仁美と、その双子の妹・矢作有美役の2役を演じる蓮佛は「(松田さんと伊武さんが欠席ということで)裏で、どうしようか!?と3人で話していましたが、少しでもこの作品の魅力を皆さんに伝えられればと思います」と笑顔であいさつ。
2役を演じたことについては、むしろ「2役ということを意識しないことを意識した」と振り返り、「それぞれに違った過去を抱えていて、違った人生を歩んで来ているので、それぞれ深く掘り下げれば、おのずと演じ分けになると信じていました」と明かした。
また、松田と初共演に関して、蓮佛は「しゃべる方ではないと伺っていたけれど…想像の2倍しゃべる人でした(笑)。初日から結構ノンストップでしゃべっていらして、娘役とバミリ(立ち位置をマークしているしるし)に関してけんかをされていたりして、すごくかわいらしい方だと思いました」とイメージが一変したことを明かした。これには、真冬の山中オールロケという過酷な状況が関係しているようで、入江監督は「松田さんに聞いたら、蓮佛美沙子さんが癒やしだと言っていました。むさくるしい現場だったので…」と笑っていた。
工藤が演じた降谷辰樹は、周囲から慕われる青年団のリーダーで、村を牛耳る矢萩一族に反発する強い意志をもった青年。役に寄り添うことで、工藤がより深く考えることになったのは、「正義」についてだそう。工藤は「それぞれが持っている正義は、必ずしもいい形で報われるわけではないんだなと。自分の正義が相手にとっては悪になることも、相手の正義が自分にとって悪になることもある。僕は台本を読んだ時に、自分の役に感情移入できなかったり、理解できなかったりすると、つい反発してしまうこともあるんです。でもその反発をどうにか消化して、自分が掲げる正義を何よりも大事にしようと思って演じました」と報告。また、「衣装合わせの際に鍬(くわ)を持ったら監督から『手に染みついているようだ』と言われて安堵しました。リアルに農業をやっていることが役に生きたのがうれしかった」と喜んでいた。
そして、松田とは初顔合わせということで「怖いイメージがあった」と言うも、「松田さんが真顔で近づいてきた時があって。何か言われるのではないかと身構えたら『寒いね』と。僕の演技に関しても『いいよね』と言ってくれて…。僕の中で印象が変わりました」と語った。
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