純愛×ドロドロ×サスペンス…横山克が手掛ける劇伴も話題の「純愛ディソナンス」第3話2022/07/28
原作のない、完全オリジナルで描かれるドラマ「純愛ディソナンス」(フジテレビ系)。
主演を務めるのは、Hey! Say! JUMPの中島裕翔。中島は、これまでの爽やかなイメージを一変させるような、ダークで、打算的で、闇を抱える音楽教師・新田正樹を演じ、吉川愛扮(ふん)する女子高校生・和泉冴との越えてはいけない禁断の関係を体当たりで表現していく。高校が舞台の第一部と、その5年後を描く二つの時系列を舞台に、純愛から生み出されるドロドロな展開が見どころとなっている。
純愛×ドロドロ=“純ドロ”ストーリーだけでなく、サスペンス要素も含まれた展開に「恋愛ものと思ってたら違った」「考察もはかどるドラマだ」「この先のストーリーが気になる…」など、盛り上がりを見せている。
先週放送の第2話は、小坂由希乃(筧美和子)が殺害されたことが発覚し、加賀美理(眞島秀和)が冴ら生徒に打ち明ける場面からスタート。悲しみに暮れる冴や朝比慎太郎(髙橋優斗)らと、由希乃が悩んでいたことに気づいていたのに声を掛けなかったことを悔やみ涙する正樹の姿が描かれた。加賀美も「まだ犯人見つからないんですかね…」と悲観的な様子を見せているが…。
印象的だったのが冴の母・静役の富田靖子の怪演だ。冴の三者面談が行われ、正樹は静に厳しくも冴を肯定し守る言葉を伝える。「響いてるかな…」と心配する冴をよそに、昼の仕事を見つけてきた静。冴は自身の誕生日と静の就職決定のお祝いをかねて外食に行こうと約束するも、静は現れない。“宝物”の娘の誕生日も忘れ、男性と遊びに出かけていた。偶然、静が男性と外出している姿を見かけた正樹は飲食店にかけつけたが、「こうなる事は想定内」と冴は寂しそうにつぶやく。16歳の誕生日は由希乃と、17歳の誕生日は正樹とお祝いした冴にとって、今後、誕生日「11日」が大事な日となる…?
これから、母娘との関係がどう描かれていくのか。自立したいと強く思う冴は、母親の言葉のしがらみから解放され生きていくことができるのか…。
劇伴が話題に!
キャラクターの濃いキャスト陣も話題の本作だが、初回放送中からSNSで盛り上がっていたのが“劇伴”だ。いわゆる、ドラマの中で流れる主題歌でも挿入歌でもない音楽のこと。ドラマ「Nのために」「最愛」(ともにTBS系)など、話題作を手掛ける横山克氏が本作で劇伴を担当。横山氏が手掛ける劇伴が、本作のドロドロ感とサスペンス感を増長させ、視聴者を“純ドロ”の世界へと引き込んでいる。第二部の世界が描かれる第3話(7月28日放送)以降も、注目ポイントの一つになるに違いない。ぜひ劇伴にも耳を傾けて楽しんでほしい。
第3話(7月28日放送)あらすじ
映像研究部の部室でハンディーカメラに残されていた映像を見ていた冴は、遺体で発見された元顧問の由希乃が部員たちに残していたメッセージを見つける。だが、由希乃がカメラの前で話している最中に、男が現れる。「もう終わりにしたい」という由希乃に、「終わらせるくらいなら、僕は全部捨てる」と返す男。それは、加賀美の声だった。正樹に電話した冴は、留守番電話に由希乃と付き合っていた相手が分かったと残す。するとそこに、加賀美が現れた。冴から事件のことを問われた加賀美は、由希乃の殺害を否定する。冴は、カメラを渡すよう迫る加賀美から逃げようとするが……。
一方、冴からの留守電に気づいた正樹は、異変を感じ高校へと急ぐ。その途中、慎太郎と出会った正樹は、彼と一緒に学校へ。正樹たちは冴を捜すが、どこにも彼女の姿はなかった。その際、正樹は加賀美とすれ違い、冴を見なかったかと尋ねる。しかし加賀美は見ていないという。それからしばらくして、正樹と慎太郎は映像研究部の部室に落ちていた冴のスマートフォンを発見し……。
波乱の展開が待ち受ける第3話は今夜午後10:00スタート。由希乃を殺害したのは誰だ…。
【番組情報】
「純愛ディソナンス」
フジテレビ系
木曜 午後10:00~10:54
フジテレビ担当/Y・O
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