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「ゴリパラ見聞録」思い出の地で久々の有観客イベント!“らしさ”全開の「パツイチ運動会」リポート2022/07/26

「ゴリパラ見聞録」思い出の地で久々の有観客イベント!“らしさ”全開の「パツイチ運動会」リポート

 TNCテレビ西日本ほかで放送中の「ゴリパラ見聞録」(金曜深夜0:55)。お笑い芸人のゴリけんとパラシュート部隊(斉藤優、矢野ペペ)が福岡の街頭でインタビューした人のために日本全国どこへでも、人間性丸出しで旅をする同番組は、2009年9月の番組開始から今年で13年目、今や国内10局以上でオンエアされている。番組主催のイベントはこれまで幾度となく行われ、そのたびに日本各地から“キッズ”と呼ばれる番組のファンが集った。しかし、長引くコロナ禍がイベントの開催はおろか、3人とキッズが交流する機会も奪っていた。

 そんな中、6月に番組から有観客イベント開催の知らせが。その名も「パツイチ運動会」。“パツイチ”=“一発”で決まる競技を集めた運動会で、キッズ参加型のイベントだという。1チーム・50人×3=150人という募集定員に対して、応募総数は7000通を超えた。これだけでも番組の人気と、キッズの渇望を感じる。

 イベント当日の7月16日。会場のベイサイドプレイス博多(福岡市博多区)は、2014年のイベント開催地。それ以降、知名度が爆上がりしたこともあり、番組にとって伝説の場所でもある。前日まで心配されていた天気も、久々の催しを祝うかのような超快晴で、絶好のイベント日和となった。

 いよいよ「パツイチ運動会」開会。ゴリけんとパラシュート部隊の3人が登場すると、キッズたちは大きな拍手で迎えた。3人は各チームのキャプテンという位置付けで、キッズはそれぞれランダムでチームに振り分けられた。3人による選手宣誓、そして“恒例”の矢野による乾布摩擦(今回は特別バージョンとして“熱風乾布摩擦”)からスタート。相変わらずの緩さがホッとさせる。

「ゴリパラ見聞録」思い出の地で久々の有観客イベント!“らしさ”全開の「パツイチ運動会」リポート

 最初の競技は「パツイチ! ゴリパラドリーム」。以前番組でもやったゲームで、所定の位置から箱の中にボールを入れるだけの種目だ。各チームキャプテン+選抜2人で行う。3人はチームのメンバーに声をかけ出場者を募った。「やりたい人」と自薦を促すゴリけんと矢野に対し、「野球やってた人!」と完全に勝ちにいく斉藤。しかし…それがあだとなったか(?)、結果はゴリけんチーム30ポイント、矢野チーム20ポイントに対し、斉藤チームは0ポイントという結果に。

「ゴリパラ見聞録」思い出の地で久々の有観客イベント!“らしさ”全開の「パツイチ運動会」リポート

 物議を醸した(?)次の競技は「パツイチ! ゴリけん玉リレー」。全員参加型で、けん玉をリレー形式でつないでいき、落とした時点で終了(=負け)というルールだ。ここで問題発生。3チームとも失敗続きで、なかなかリレーが続かないという予想外の事態に。会場がざわつく中、早々にルール変更。一発勝負のはずがもう1ターン、加算ポイントも当初の1ポイントから10倍の10ポイントに。ようやく1人成功して、競技はなんとか成立した。 

「ゴリパラ見聞録」思い出の地で久々の有観客イベント!“らしさ”全開の「パツイチ運動会」リポート

 競技中会場はざわついたが、「ゴリパラ」らしいエピソードも。けん玉リレーに出場したある少女を見て、3人が「大きくなったねぇ~」と感嘆の声を上げた。なんと彼女は、小学校2年生の頃からコロナ禍の前まで行っていた街頭インタビューに参加していた“古参”キッズだったのだ。聞けばもう16歳になったという。年月の早さに驚きつつも、少女の成長を喜ぶ3人の表情がとても印象的な一幕だった。人気番組となっても、いつまでもキッズとの距離を大切にしている「ゴリパラ」ならではの出来事にホッコリ。

「ゴリパラ見聞録」思い出の地で久々の有観客イベント!“らしさ”全開の「パツイチ運動会」リポート

 三つ目の種目は「パツイチ! パイルダーオン選手権」。この競技はキャンプテン対決。ゲストのノボせもん・ナベに向けて日奈久帽(ゴリけんの故郷・熊本県八代市日奈久の伝統工芸品・日奈久竹細工で作った帽子。番組内の通称として日奈久帽と呼んでいる)を投げる。見事頭に乗ったら成功というルールだ。的となるナベも飛んでくる帽子に合わせて動くので、比較的簡単かと思いきや…。ここは博多港、海風が思い通りにはさせてくれず、結果唯一成功した矢野チームの一人勝ちとなった。

「ゴリパラ見聞録」思い出の地で久々の有観客イベント!“らしさ”全開の「パツイチ運動会」リポート
「ゴリパラ見聞録」思い出の地で久々の有観客イベント!“らしさ”全開の「パツイチ運動会」リポート

 この段階で、ゴリけんチームは40ポイント、矢野チームは70ポイント、斉藤チーム0ポイント。思いの外伸びていない得点と、先ほどのけん玉リレーが早く終わりすぎて、時間が余っているというまさかの事態。ということで、急きょリベンジけん玉リレーをすることに。ここでも緩さは健在。リベンジ版では、加算されるポイントも超大盤振る舞い。結果はゴリけんチームが90ポイント、矢野チーム120ポイント、斉藤チームは100ポイント。盛り上がる展開になってきた。

「ゴリパラ見聞録」思い出の地で久々の有観客イベント!“らしさ”全開の「パツイチ運動会」リポート

 いよいよ最後の競技、全員参加の「パツイチ! 全員玉入れ」だ。キャプテンが持つかごに向けて、チーム全員が1球だけ投げ入れるという、一般的運動会でも定番の種目だ。なかなかの接戦となったが、結果はゴリけんチームが130ポイント、矢野チーム160ポイント、斉藤チームは150ポイント。ということで、優勝は「矢野ペペチーム」に。番組ディレクター・富永治明(通称・トミさん)からトロフィーと表彰状が手渡された。

 今回のイベントで筆者が印象に残った一つが、キッズたちのマナーのよさだ。久しぶりのイベント開催かつ、かなりの高倍率の抽選に勝ったとなれば、その喜びゆえに大歓声を上げたくなるところ。しかしイベントルールをしっかり遵守し、3人との“交流”をできる範囲で楽しんでいた。もちろん会場のコロナ対策および熱中症対策は万全だったが、それだけでなく今まで番組とキッズが作り上げてきた絆をそこに強く感じた。

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 まだまだ油断できない状況ではあるが、少しずつ日常も戻りつつある。もう少し規模を大きくしたイベントや、街頭でのインタビューができる日もそう遠くはないだろう。その日を楽しみに、今は待ちたいと思う。 

 なお、このイベントの模様は番組公式YouTubeにてリアルタイム配信され、現在もアーカイブ公開中(https://youtu.be/ItiJ6PWAJ7s)。本記事には書ききれなかった“事件”も多数収録されている。ぜひこちらも楽しんでほしい。


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