溝端淳平、志田未来、渡部篤郎、真矢ミキらが「どうする家康」に出演2022/07/14
松本潤が主演を務める、2023年に放送のNHK大河ドラマ第62作「どうする家康」(日時未定)に、溝端淳平、志田未来、渡部篤郎、真矢ミキ、豊嶋花、関水渚、野間口徹が出演することが決定。劇中の音楽は、ピアニストで作曲家の稲本響氏が手掛けることも発表された。
ドラマの脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当。誰もが知る歴史上の有名人である徳川家康の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇だ。
今川義元(野村萬斎)の嫡男でなすことすべて裏目に出る今川氏真役を溝端、関東の雄・北条家から氏真に嫁いだ北条氏康の娘・糸役を志田、愛娘・瀬名(有村架純)には弱い、義元を支える筆頭家老・関口氏純役を渡部、今川家の品格を守る気高き瀬名の母・巴役を真矢が務める。
溝端は「今川氏真は、戦国武将の中でも特に数奇な生涯をたどった人だと思います。血筋も育ちもいいサラブレッドですが、実は劣等感の固まりでもあり、父親に認められたい、家康を越えたいという一心で武人としての研鑽(けんさん)を積みながらも、自分に才能がないことにもがき苦しむ、人間くさい人物という印象です。家康とは兄弟のように育ちますが、やがて決別し敵となってしまいます。その後、全く違う道を進んでいきますが、豪傑たちが台頭する戦国時代の中で、お互い根底には一番近いものがあるような気がします」と役柄を解釈。
家康役の松本については、「10年ほど前に共演して以来、公私ともにお付き合いさせていただいています。松本さんは頼りがいがあり、時には役者全員の盾になってくれる男気や、スタッフの方々含め現場全員に細やかな気配りや配慮をしてくださる優しさのある方です。今回も出演が決まったことをご報告すると、すぐに電話をかけてくださいました」とエピソードを明かしている。
志田は「多くを語ることのない糸ですが、その中にも強さや優しさ、愛情をたっぷりと感じました。一度嫁いだ身、妻として夫となる今川氏真のそばで、命ある限り支えたいという強い思いに胸を打たれました。その思いを見てくださる方にしっかり届けられるように演じていきたいです」と意気込みを語り、夫婦役を演じる溝端に関しては、「作品でご一緒させていただくのは10年以上ぶりになります。前回は、刑事と犯人という役柄での共演でしたが、今回は夫婦役という、とても近い間柄になります。短い期間ではありますが、どんな夫婦像を作り上げられるかワクワクしています」と期待している。
渡部は、大河ドラマ出演について「前作(『北条時宗』)の作品から、22年ぶりということですが、その時間にはとらわれず臨む次第です。今作の脚本を拝見し、とても素晴らしい作品に参加させてもらえることをうれしく思います。素晴らしいエンターテイメントを、皆さまにお届けできるよう尽力いたします」と気合を入れている。
真矢は「この時代生きる人々は覚悟が違うのだと思います、ですが、子を思う母の気持ちは戦国も今も変わらず大地のように広く温かいのだとも思います。平常心で心込めたいです」と抱負を述べ、夫婦役で共演する渡部とは「この戦国時代の夫婦というのは、今の夫婦像とは根本から全く異なると思うので、生きることがいかに命懸けなのか渡部さんと探りたい」と語る。
さらに、「古沢さんを知ったのは『キサラギ』。ワンシチュエーション、ミステリアスな作風の中、時間が経つとともに登場人物の人格がスクリーンから漏れ出すような新感覚が忘れられません。映画なのに人の家をのぞき見したようでした。なので、『どうする家康』も歴史上の人物とはいえ、その時代にもきっとあった人間らしさを大切にしたいです。タイトルからも、既にその臭いがしていて楽しみです」と古沢が描く物語に胸を弾ませている。
また、瀬名と命運を共にする少女・たねを豊嶋、瀬名の幼い頃から友人で、椿姫とうたわれる女城主・お田鶴を関水、今川家の重臣で家康と激戦を繰り広げる知将・鵜殿長照を野間口が演じる。
豊嶋は「たねは、侍女として名門関口家に仕えているものの、自分のしっかり持った強い少女だと思います。瀬名の側近であるたねは、どんな人だったのか自分の中で想像力を膨らませて、精いっぱい演じたいです。有村架純さんは役者としても女性としても尊敬している方なので、共演することができてとてもうれしいです。ほかにも一緒にお仕事をさせていただきたかった俳優さん方がたくさんいらっしゃるので、皆さんのお芝居を近くで見て学べることがすごく楽しみです」と心を躍らせている。
関水は「お田鶴は正義感が強く、自分の気持ちに正直で、人に対しても真っすぐ向き合える、そして意志の強い少女という印象です。この素晴らしい役を初出演の大河ドラマで演じさせていただけること、大変うれしく思います。お田鶴として生きられる日々を楽しみながら、生き生きと演じたいと思います。そして、有村架純さんにお会いするのがとても楽しみです。テレビや映画で拝見させていただいていて、かわいらしい方だなといつも思っていました。まだお会いしたことはないですが、大好きです!」と有村との共演を楽しみにする。
野間口は「まさか自分が武将を演じることになるとは。しかも、最期まで忠義を尽くす人間で…初めての役柄、丁寧に演じたいと思います。(古沢作品は)言いたくなるセリフがちりばめられていて、掛け合いが楽しいです。新しい家康像が見られると思うので、楽しみで仕方ありません」と撮影を心待ちにしている。
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