【WATCH的イケメン図鑑】Vol.8 ジョー・キーリー2019/06/23
人気者系嫌みキャラからおちゃめなイケメンに“キャラ変”!
連続ドラマの場合、視聴者の間で人気が高まったりすることで、登場人物が劇中でたどる運命に変化が生じることも。例えば、シーズン1の数話目で死ぬはずだったキャラが、数シーズン経た後もサバイバルドラマを生き抜いている…なんて話、たまに聞きますよね? Netflixの青春SFドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のイケメン高校生・スティーブもその一例と言える存在で、シーズン1の彼は学園ものによくいる人気者系嫌みキャラとして登場。しかし、徐々にキュートな面がさく裂し、横柄な人気者ではあるけれども本当に好きな女の子にはまごまごしがちで、実は心優しい繊細くんだと判明する。
その“キャラ変”を実現させたのが、スティーブ役のジョー・キーリーであるのは疑いようのないところ。スティーブをあまりにもチャーミングに演じたジョーは脚本家たちをすっかり魅了し、「スティーブにあんなこともこんなこともさせたい!」と思わせてしまったとか。最初の頃のスティーブは超常現象を信じる年下男子たちに、「フンッ」といちべつをくれるくらいのヤツだったのに…。
おかげさまでシーズン2を迎える頃にはどこから見てもおちゃめなイケメンになって妙なモンスターに立ち向かったり、好きな女の子にフラれてもめげないたくましさを身につけたり、バカにしていた年下男子と仲良くなってお兄さん風をかわいらしく吹かせたり。もちろん、キャラ変したからといってイケメン度が損なわれるはずもなく、物語の舞台となる1980年代ファッションも、時代を感じさせるリーゼント風のふんわりヘアも余裕でお似合い。そんな彼を愛するのは脚本家たちだけでなく視聴者も同様で、今やスティーブを推しキャラに上げる声は多い。ちなみに、当初はいわゆる“悪役”だったスティーブが愛されキャラになってしまったため、脚本家たちはシーズン2で新たなる“悪役”を投入する必要があったとも語っている。
スティーブの人気はジョー・キーリーのブレークに直結するもので、「ストレンジャー・シングス~」は彼の出世作に。これまでもドラマ「シカゴ・ファイア」(2012年~)などへのゲスト出演で印象を放ってはいたものの、さまざまなオーディションにトライしては涙をのむ日々を見事脱出! 次回作の映画「フリー・ガイ(原題)」(20年)では「ストレンジャー・シングス~」の監督でもあるショーン・レヴィとタッグを組み、ライアン・レイノルズらと共演している。もちろん、「ストレンジャー・シングス~」のシーズン3にもスティーブは元気に登場しているのだけど、高校を卒業し、町にできたモールのアイスクリーム屋さんで働いているらしく…。何があった!?という疑問はさておき、店員の制服もかわゆく、ますますいいキャラになっていること必至のスティーブに、またまたキュンとさせられそう❤︎
【プロフィール】
ジョー・キーリー Joe Keery
1992年4月24日生まれ。米・マサチューセッツ州出身。大学で演技を学んだ後、「シカゴ・ファイア」や「Empire 成功の代償」(15年~)にゲスト出演。映画出演作に「モリーズ・ゲーム」(17年)、ジェレミー・アレン・ホワイトやマイカ・モンローと共演した「アフター・エブリシング(原題)」(18年)など。俳優として活躍する一方、ミュージシャンとしても活動している。
【番組情報】
Netflixオリジナルシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」
Netflix
シーズン1~2 独占配信中
シーズン3 7月4日より独占配信
https://www.netflix.com/jp/title/80057281
文/渡邉ひかる
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