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有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男」、おいでやす小田が司会進行で爆笑(!?)制作発表2022/07/04

有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男」、おいでやす小田が司会進行で爆笑(!?)制作発表

 TBS系で7月8日にスタートする連続ドラマ「石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー」(金曜午後10:00、初回は15分拡大)の制作発表が行われ、ダブル主演を務める有村架純と中村倫也のほか、赤楚衛二、おいでやす小田、さだまさしが登壇した。

 ドラマは、問題を抱えてマチベン(町の弁護士)のもとにやって来る人々の人生や社会にひそむ問題、またそれに関わる人間模様を描くリーガル・エンターテインメントだ。4回司法試験に落ちた崖っぷちで東大卒のパラリーガル(弁護士の指示・監督の下で、法律関係の事務に携わる専門職)の石田硝子(有村)と、司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男(中村)。正反対のようでどこか似た者同士の“石羽コンビ”が、さまざまなトラブルに挑む中で、自らのコンプレックスに向き合い成長していく姿を、オリジナル脚本でコミカルに描く。赤楚は、スマートフォンをカフェで充電していたら訴えられてしまった依頼人・大庭蒼生役で第1話にゲスト出演、さだは、硝子の父親で「潮法律事務所」の所長・潮綿郎役、小田は、綿郎と仲がよく、父親が営む「そば処 塩崎」で働く塩崎啓介役を務める。

 今回の制作発表では、本作への出演を「ドッキリだとまだ疑っているところもある」というおいでやす小田が司会進行を担当。「その可憐さと演技力で照らしてくれ、かすみがかかったこの世界を! 有村架純さんです」「カメレオンとも評される、その表現力はもはや、この方とドラマ界は一生ずっ友や! 中村倫也さんです」「甘いマスクと、その若き才能あふれるこの男の登場で、ドラマ界は、ええ時代になりましたな! 赤楚衛二さんです」「誰もが知ってるミュージシャン界の重鎮、今日もその笑顔ですべてを優しく包み込む、一流を超えたまさしく超一流のさだまさしさんです」と、前日の夜に自身で考えたという口上で4人を紹介した。

 冒頭のあいさつでは、中村が記者に対し、「今日は小田さんがMCなので、爆笑制作発表と書いてください」と要望を出すと、小田がすかさず「それはうそになるのでやめてください! 後で問題になりますよ」とストップをかける。赤楚の紹介時には、中村から赤楚は天然キャラだと聞いていたという小田が「僕は全然そんなイメージがなかったんですが、会見の打ち合わせ時、会見の自分が座る椅子にマイクが置いてあるという説明を聞いた際に、今自分が座っている椅子にマイクが置いてあると勘違いして立ち上がったんですよ。自分のケツの感覚で分かるやろ!」とエピソードを披露。これには赤楚が「(椅子に)浅めに座っていたから、もしかしたら俺…と思ってしまって」と苦笑した。

 また、小田は、演技をしながらそばを食べるシーンで、食べるタイミングをはかるのが難しく苦戦したことを明かし、普段何げなく見ていた食事のシーンだが、役者さんたちはとんでもないことをしているんだと感じたそう。小田が中村らに、事前に練習しているのか尋ねると、中村は「出たとこ勝負。しゃべれなくてもいいやって思ったりする」、有村は「テストの時にタイミングを探っています」と返答。

 続いて、赤楚が「本当に全部食べたいなと思って食べちゃうから詰まったりして…」と答えると、中村が「この子、計算したいんだけどできない人なんです。そばを口に入れすぎて自分のセリフが言えなくて、僕ら2人(中村と有村)が待ってることもあったし、僕がしゃべってる間、自分の番がもうすぐ来るってスタンバイかけてるのを監督に指摘されて、『無駄にそばをほじほじしすぎ!』ってNGが出たり(笑)」と、現場での様子を暴露されていた。

 さらに、中村は赤楚について、「昨日『〇〇をされました』というセリフを『〇〇しました』って逆の意味に言っていた。ファンタジスタです」とやはり天然であることを強調し、「だから、彼と芝居をする時はいつでもアドリブでツッコめるようにしてます」と先輩らしく頼もしい一言。赤楚は「拾ってもらって、助けてもらっています」と感謝した。

 そして、「ギリギリまでセリフを覚える気が起きない」という中村と、「1週間前には準備を始める」という対照的な有村。中村は、有村が台本に何かを書き込みながら準備をしている姿が気になる様子で、「何を書いてるの?ってのぞくと、恥ずかしがって隠される」と現場でのやりとりを明かし、あらためて内容を聞かれた有村は、前後のシーンなどを書き込んで流れを確認していると明かした。

 その上で、有村は中村について、「経験値が違うのももちろんあるんですが、私はお仕事ドラマを実は初めてやらせていただくので、すごく苦戦していて。そんな中、(中村と)一緒に撮影すると学びがすごくあって、有意義な時間を過ごさせてもらっています。ここのセリフは、『こういうのがいらないんじゃないか、こういう言い方の方が分かりやすいんじゃない』とか、自分は何も出てこない。だから一緒にいて、すごいなって思っています』と賛辞をおくると、中村は「これが記事になったら脚本家さんに嫌われちゃうな(笑)。『あいつがセリフを勝手に変えたのか』って」と照れていた。

 有村の父親役ということで、友人から「ふざけんなよ!」とツッコまれるなど、うらやましがられているというさだ。全国ツアー初日が迫ったある日、ロケ先にギターを持ち込み、練習していたことがあったそうで、「人前で1回も弾いていないギターの曲があったから、ちょっと弾けるかなってこそこそ練習したんです。それで、こそこそ練習してみんなにうるさいかなって思って、(セリフを)覚えているのに隣でギターが鳴ったらイラってするだろうなって顔色をうかがいながらやったら、『最高の現場ですね』って言ってくれた」と明かすと、中村は「一生この部屋にいたいと思いました」、有村も「優雅な時間で、時間の流れが変わりました」と振り返った。

 第1話の見どころに関しては、小田が「法律のイメージが変わりました。法律ってもっと難くて遠い存在だと思ってたのが、事件も身近ですし、自分の人生に関係ないと思ってたのは、間違っていたと感じた」と話すと、さだも「それが、日本人全員の感覚だと思う。裁判や訴えるということは大ごとかと思っていたけど、身近にあるものだと教わった。法律のいいところも悪いところも全部出てくるからいい。この人たち(有村と中村)が頼りなーく解決していきますから」と気付きがある内容であることをアピール。

 有村は「塚原(あゆ子)さんの演出の巧みなパフォーマンスもあって、映像も見ていて楽しいし、音楽も臨場感があります。ロケが多くて景色も代わり映えがたくさんあって楽しいドラマだと思います」と話し、中村は「カフェでの充電の問題から、物語が二転三転するし、予測がつかないスピード感もある。バディものなのか、お仕事ものなのか、人情ものなのか、法律ものなのか、いろんな側面があってめまぐるしく変わっていく。いいカオスなんです。今後登場する物語も非常にタイムリーといいますか、割と時代と密接な法律に関するテーマを扱っていて、見るべき作品なんじゃないかなと思います」と力を込めた。


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