「量産型リコ」主演・与田祐希が語る普通女子への思い「自分が特別になれる場所にまだ出合っていないだけ」2022/06/30
テレビ東京系にて6月30日からスタートする連続ドラマ「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」。「深夜ドラマ×プラモデル」をテーマに、ちまたにいるごく普通の女の子である主人公が、仕事やプライベートに自問自答しながら、プラモデルというホビーとの出合いを通じて大人へと組み立っていくホビー・ヒューマンドラマです。
主人公の小向璃子(与田祐希)は、イベント企画会社の“のほほん部署”といわれているイベント3部に所属しています。ある日、イベント1部に所属している同僚から「量産型の人間」と言われてしまい、自分の在り方を自問自答。そんな時、通りかかった模型店で「量産型」と書かれたプラモデルを見つけ、プラモデル作りに挑戦することに。プラモデルをきっかけに自分自身を見直した璃子が成長していく姿を描きます。
今回、TVガイドwebでは、主人公の小向璃子を演じる与田祐希さんを直撃取材。役の印象などを語っていただきました。
――本作のオファーがあった時の心境と、主演として心掛けていることを教えてください。
「地上波の連続ドラマで単独主演をさせていただくのは初めてなので、緊張しています。璃子は愛されキャラといいますか、ナチュラルなところが良さだと思うので、気を張り過ぎない自然な演技ができたらと思います。お芝居の経験はまだそんなに多くないのですが、現場ごとにさまざまなことを学ばせていただいていて、とても楽しいです。お芝居をすることが好きなので、こうやって機会をいただけることで、また新しいことを学べるのでとてもありがたいです」
――璃子の印象をお聞かせください。
「璃子のキャラクター設定が書かれた資料を見た時、『私のことを知っている人が書いたのかな?』って驚きました。私自身、学生の頃からクラスで目立つ方でもなかったですし、友達が所属しているからという理由でテニス部に入ったのですが、それも途中でやめてしまったり、寝ることが趣味で家ではダラダラ過ごしていたり…。そういう特別な部分がないところがとても似ているなと思いました。璃子はプラモデルと出合って人生が変わっていくのですが、私は乃木坂46と出合って人生が変わったので、他人と思えないくらいしっくりきています。これまで演じさせていただいた役は学生が多く、会社員という私より年上の役どころは初めてですが、年齢に関しては特に意識していないです。会社員の経験はないのでドラマなどの知識になってしまうのですが、ある程度イメージはできていたので、それを基に撮影現場で役を固めていった感じです」
――プラモデルを作るということで、細かい作業はどうでしたか?
「もともと細かい作業に苦手意識があって、自分には向いていないと思っていたのですが、DIYを始めてみたら意外と私にもできて。プラモデルは最初2時間くらいかけて、教えていただきながら塗装とかもしたのですが、プラモデルもDIYに通ずるところがあるので、集中して楽しく作成できました」
――視聴者の皆さんに一言お願いします!
「璃子は普通の女の子なのですが、普通ということは璃子に共感できる方がたくさんいらっしゃるのではないかと思うんです。クラスの中心になれるような人たちのことをうらやましく思ったり、そういう人たちのようになれない自分を嫌いになってしまったり。自分に特別なところがないと思っていても、実は自分では気付いていないだけだったり、まだそれに出合っていないだけだったりするんですよね。璃子がプラモデルという夢中になれるものに出合って変わっていく姿を見て、ドラマを見てくださった皆さんが自分のことを好きになれるきっかけになればいいなと思っています」
与田さんの「量産型」への思いを伺い、与田さん演じる璃子を見るのがますます楽しみになりました。ドラマを視聴して、自分自身の好きなところを探してみませんか?
【作品情報】
木ドラ24「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」
テレビ東京系
木曜 深夜0:30~1:00
テレビ東京担当 S・N
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