【WATCH的イケメン図鑑】Vol.3 ビル・スカルスガルド2019/01/24
恐ろしい物語を引き立てる美しき“北欧男子”
日本でも大ヒットしたホラー映画「IT/イット“それ”が見えたら、終わり。」(2017年)で恐怖のピエロを演じ、知名度をたちまち急上昇させた北欧イケメン俳優、ビル・スカルスガルド。といっても“ピエロだから素顔が見えなかった!”と嘆くアナタに朗報。新ドラマ「キャッスルロック」では、憂いをたたえた緑の瞳からぷっくりめの唇、彫刻のような鼻、190cmを超える長身まで、“ザ・北欧イケメン”なビルの素顔をとことん堪能できる。
スティーヴン・キング原案の「キャッスルロック」は、キングの小説にたびたび登場する架空の田舎町・キャッスルロックが舞台。ある衝撃的な事件を皮切りに、キャッスルロックで不可解な出来事が次々と起こり始める。この「衝撃的な事件」の当事者を演じるのがビルで、キャッスルロックにある刑務所の奥に監禁され続けていた青年役で登場。彼を檻に閉じ込めていた刑務所長が突然の自殺を遂げたことで存在が発覚し、正体や監禁理由をめぐって物語が展開していく。
薄暗い刑務所の誰も足を踏み入れない棟で、受刑者でもないのに檻に囚われていた青年。よく見ると、非常にイケメン。ということで、劇中では「刑務所長には変態趣味があったのでは?」なんて囁く声も出始める。まあ、そう考えるのも当然かも。と思えるほど、囚われのビルは美しく、白い肌が妖しいほど。そんなにもすてきなビルを監禁するなんてけしからん!と思う半面、繊細な雰囲気と“監禁”のワードがぴったり❤︎ なんて思ってしまったりもする。ただし、彼の美しさに浮かれていいのは、ハイここまで。ビルが美しければ美しいほど、物語の恐怖は増していくのだから。
そういった意味でもなかなかの難役を務めているビルだが、彼の父や兄たちも俳優なのは有名な話。父であるステラン・スカルスガルドは「マイティ・ソー」シリーズなどにも出演する映画界の超ベテラン。1番目の兄・アレクサンダーは映画「ターザン:REBORN」(16年)に主演しているほか、「ビッグ・リトル・ライズ」(17年~)などのドラマでも知られている。また、2番目の兄・グスタフは「ヴァイキング~海の覇者たち~」(13年~)や「ウエストワールド」(16年~)に出演。スウェーデンが生んだスーパーセレブファミリーとして、それぞれ活躍を見せている。
そんな一家において端整な美形なら長男、ワイルド系なら次男と好み次第で“推し”は変わるだろうが、キュートさや繊細さならやはりビルの余裕勝ち!? ヒューマンドラマからミステリーまで、何にでもハマりそうな存在感を見逃すことはできない。その一方、ヴァンパイア役で話題をさらったドラマ「ヘムロック・グローヴ」(13~15年)では血をむさぼり、「キャッスルロック」では檻に監禁され…。禁断のシチュエーションにも麗しく映えるのが美形の強み。今後、ビル・スカルスガルドからますます目が離せなくなるのは間違いなし!
【プロフィール】
ビル・スカルスガルド Bill Skarsgård
1990年8月9日生まれ、スウェーデン出身。映画「シンプル・シモン」(10年)でアスペルガー症候群の青年を演じ、注目の若手スターに。同作はアカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表にも選出される。ほかの映画出演作に「ダイバージェントFINAL」(16年)、「アトミック・ブロンド」(17年)など。恐怖のピエロを再び演じる「IT」の続編なども控えている。
【番組情報】
スティーヴン・キング×J・J・エイブラムス「キャッスルロック」
WOWOWプライム
2019年2月2・3日 午後5:00~10:00ほか(字幕)
※全10話一挙放送/第1話無料放送
文/渡邉ひかる
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