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「先輩、断じて恋では！」W主演の内藤秀一郎＆瀬戸利樹がキスシーンの裏話を明かす！2022/06/16

　内藤秀一郎さんと瀬戸利樹さんがダブル主演を務めるBLドラマレーベル（トゥンク）第2弾作品「先輩、断じて恋では！」（MBSほか）が6月16日よりスタートします。本作は、作家・晴川シンタさんの原作コミックを実写ドラマ化したもので、仕事の先輩と後輩によるドキドキが止まらない照れキュン・オフィスラブコメディーです。

　物語の主人公は、CGデザイナーとして優秀で経験豊富、誰にでも人当たりが良く、周りからは「チャラい」と言われがちな先輩・柳瀬淳（内藤）と、柳瀬の勤める会社に新人として入社してきた、無表情で無愛想な子…と思いきや、本当はピュアで照れ屋な後輩・金田優希（瀬戸）の2人。

　入社してきた金田の教育を任された柳瀬は、仲良くなろうと親しみを込めて金田と接しますが、「あまり触らないでいただきたいのですが…」と冷たい態度で返されてしまいます。傷つく柳瀬でしたが、ある日の飲み会の帰り道、酔った金田が柳瀬に秘めていた“本当の思い”をぶつけ、仕事を通して次第に2人の距離が縮まり…。一体、この気持ちは“憧れ”か“恋”か─はざまで揺れる2人の結末は!?

　初回放送に先駆け、TVガイドwebでは内藤秀一郎さんと瀬戸利樹さんを直撃取材。ドラマの見どころはもちろん、共演が決まった時の心境やキスシーンの裏話などたっぷり語っていただきました。

――まずは、台本を読んだ感想を教えてください。

内藤　「モノローグの多さに驚きました。今まで読んできた台本の中でも特に多い印象で、それをどう生かしながら演技をすればいいのか最初は探り探りでした。僕が演じる柳瀬が金田に気持ちを全然伝えない。だけど、金田は言葉にして気持ちを伝えてくれる。柳瀬は天才でカリスマと言われているけど、恋愛下手だなと思いました。ドラマの後半になるにつれて、柳瀬は追われる側から追う側になるんですけど、その時に金田の大切さとかに気付き、いとおしいなと思いながら演じさせていただきました」

瀬戸　「原作も読ませていただいたんですけど、内容や背景が美しいなという印象でした。その後、台本も読ませていただき、監督の高橋朋広さんが台本を丁寧に作ってくださっていたので、それを僕たちがどれだけうまく演じることができるのかが課題でしたし、特に今回、僕は受け身の芝居が多かったので、どうリアクションしていこうかなどを考えながら台本を読み進めていました。また、ドラマの前半は金田のモノローグが結構あり、金田の主観で柳瀬のことを見ていることが多いんですが、後半になるにつれて、柳瀬主観のモノローグで金田を見ていく展開が増えていくので、そこは面白いなと思いながら演じていましたし、注目してほしいところです」

――それぞれ演じる上で、役作りしたことや意識していた点はありましたか？

内藤　「僕は柳瀬と似ている部分が結構多かったので、特に役作りしたということはないんですが、柳瀬のクールさは僕にないところなので、クールに見えるようには意識していました。よく初めてお会いする人に『クールだね』と言われることが多いんですけど、全くそんなことなくて…。ちなみに、コメディーシーンの撮影中、たまに内藤秀一郎に戻りかけそうになり、高橋監督から注意されることもありました（笑）」

瀬戸　「逆に僕は金田と似ているところを探すのが大変でした。金田は無愛想だし、憧れの人が目の前に現れてもポーカーフェースでいるというのは、僕と違うところかなと思い、金田になりきるスイッチを日々押して演じていました。たまに撮影中、内藤くんが構ってほしそうな絡みをしてくる時があっても、金田に集中して演じ切りました（笑）」

――ちなみに、ポーカーフェースが抑えられなかったというシーンはありましたか？

瀬戸　「撮影の初日にポーカーフェースの表情をするシーンが結構多かったんですが、意識して表情を作りすぎてしまい、高橋監督から『逆に暗すぎるよ』と言われることもあって、表情の調整やあんばいが難しかったです」

内藤　「その表情で見つめられている時は、なんだか恥ずかしかったですね（笑）。ウルウルした目で僕を見つめてくるので。僕がオトさないといけない役なのに…」

瀬戸　「なんでオチかけているの？（笑）」

内藤　「（笑）」

――さすがに見つめられると、誰でもオチちゃいそうですよね（笑）。メーキング映像では結構キュンキュンシーンがありましたが、お二人は演じていてドキドキしたりしましたか？

内藤　「僕はドキドキしましたね～。実際に、カットがかかるたびに僕が瀬戸くんに『かわいい』って言ってたよね!?」

瀬戸　「うん（笑）」

内藤　「なんで嫌な顔するの～（笑）」

瀬戸　「嫌がってないけど、カットかかるたびに『かわいい』って言ってくるんですよ（笑）」

内藤　「言いたくなっちゃいますよ。そのぐらいかわいかったし、いとおしかったです（笑）」

瀬戸　「僕も内藤くんに頭をポンポンされるシーンや、僕が内藤くんを下から見上げるシーンの時は格好いいなと思いました（笑）」

内藤　「え、ありがとうございます（笑）」

――お二人のお話や雰囲気から仲の良さが伝わってきます！（笑）。あらためて、共演が決まった時の心境を教えてください。

内藤　「僕は、正直不安になりました。今回先輩役だけど、実際は瀬戸くんの方が年齢一つ上なので、どのように先輩風を吹かせながら演じようかなとか、瀬戸くんは実際の関係とは真逆な設定にどう思っているんだろうとか心配していましたが、顔合わせの時から仲良くしてくださって、すぐに打ち解けることができ、撮影2日目ぐらいには『利樹！』って呼べるようにもなりました。ありがとうございました（笑）」

瀬戸　「いえいえ（笑）。共演することを知った時は、背が高くてクールな印象を持っていたので、子どもに見えないように頑張ろうと思っていました」

内藤　「僕の角度からは、子どもにしか見えなかったですよ（笑）」

瀬戸　「誰が子どもやねん！（笑）。でも、内藤くんは本当に話しやすくて、最初の段階から作品のことも含め、何でも言いたいことが言えるぐらいの仲になれたので、それは良かったなと思います」

――「言いたいことが言える仲」とのことですが、現場ではどんなことを話し合われていたのですか？

瀬戸　「キスシーンの撮影前とかは話し合いましたね。監督たちも交えながらですが、角度や見え方など。今回、初めて挑戦することばかりだったので、とても勉強になりました」

内藤　「実際にやっている時は、正直どう見えているのか分からないのですが、カットがかかった後にモニターで確認すると、こういうふうに見えているのかという新たな発見でしたし、初のキスシーンだったので、僕にとって学びの現場でした」

瀬戸　「何回もキスしたね（笑）。そういえば、カットがかかった瞬間に内藤くんが『意外と唇柔らかいな』とか言ってきたんですよ」

内藤　「それは僕自身が緊張しているから、その緊張をほぐす意味で言ったんだよ～（笑）」

瀬戸　「そうだったの!?（笑）。でも、もし今後、内藤くんが違う作品でキスシーンをしていたら、チェックしようと思います。成長しているかなって。というのは冗談で…役に入っていたので、ドキドキしました」

内藤　「よかったです（笑）」

――貴重な経験ですね。そんな撮影を振り返って、成長したことや新たに発見したこと、今後への課題などあれば教えてください。

内藤　「僕は目線や言葉のテンポなどの表現の仕方を学びましたし、今回得たことを今後も生かせていけたらなと思います」

瀬戸　「僕は受け身の芝居の時に、もう少し思いやりを持ってお芝居ができていたらなと。今まで金田のような受け身役をやったことがなかったので、あらためて受け身にも思いやりが大切なんだなと感じ、今後の課題にしたいと思いました」

――今後のお二人のさらなる活躍を楽しみにしています！　先ほど、撮影中に「ドキドキした」とおっしゃっていましたが、最近ドキドキしたことや緊張して心臓が爆発しそうになるような出来事はありましたか？

内藤　「最近、ジムに行っているんですけど、ウエートトレーニングをしている時にいつも持っている重量がなぜか上がらなくて、胸に落ちてきてしまったんです。その時は焦りましたし、心臓がバクバクしちゃって。でも、近くにいた人が助けてくださり、何とか助かりました（笑）」

瀬戸　「僕はコンビニに行って、支払いをしようとした時に財布を持ってないことに気付き、冷や汗が出るほど焦ったことですかね。というのも、僕の後ろに列が結構できている中で、店員さんに『絶対に戻ってくるので、家に取りに帰ってもいいですか？』とか言って、すごくテンパっちゃいましたね（笑）」

――たくさん貴重なお話をありがとうございました！　最後に初回を楽しみにされている方々に向けてメッセージをお願いします。

内藤　「とても映像が美しくなっていると思います。個人的には、話が進むにつれて、柳瀬が追われる人間から追う人間に段々と変わっていくので、その変わっていくさまに注目していただけたらうれしいです。あと、感情的になった時に出る金田の富山弁にも、ぜひ注目を！」

瀬戸　「ドキドキだけでなく、コメディー要素もたくさん詰まっているので、いろんなシーンを楽しんでほしいですし、何度かあるキスシーンは見どころになるんじゃないかなと思います（笑）」

――ありがとうございました！

取材・文／村谷美和（TBS・MBS担当）　撮影／蓮尾美智子　ヘア＆メーク／窪田健吾（aiutare）　スタイリスト／瓜坂拓海（内藤秀一郎）　ヘア＆メーク／Sayu　スタイリスト／山本隆司（瀬戸利樹）

キーワード

• # ドラマシャワー
• # 先輩、断じて恋では！
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