Creepy Nuts・DJ松永&ラランド・サーヤ、「沼ハマ」MCコンビの相性抜群!「元は一つだったんじゃないかな。ニシダより合います」2022/06/06
NHK Eテレで放送中の「沼にハマってきいてみた」(月・火曜午後7:30)で、4月からMCを務めているDJ松永(Creepy Nuts)とサーヤ(ラランド)がオンラインでの取材に参加。番組への思いを語った。
同番組は、10代の若者が大好きでドハマりしてしまった趣味=「沼」の世界を深掘りするバラエティー番組。6月6日は「フライドポテト沼」、7日は「ポールダンス沼」について取り上げる。
番組への出演が自身の糧になっていると口をそろえる2人。松永は「自分1人で生きているだけだと、見える景色みたいなものが狭くなっちゃう。特に大人になっていくと、自分が生きる道を自分で選び取れるじゃないですか。どんどん価値観や趣向が偏ってきてしまっているなと、年をとるごとに感じているんですが、30代になって、そういうタイミングでこの番組のMCをまかせていただけるのはすごいプラスだと思っています」としみじみ。自分も含め大人世代は多少の変化はあれど、過去に自分が好きだったものの原体験をベースに物事を見てしまうことが多いが、番組に登場する10代の若者たちは、表現の仕方も多種多様で、考え方も柔軟だと感心する。
その上で、「自分の音楽人生を長い目で捉えた時に、永遠に曲を作り続けるわけだから、マンネリをせずに、新たな発見をしながら、成長していきたいし、そうすることでクリエーティブ精神が満たされる。番組への出演で、音楽だけでなくいろんなジャンルの新しい価値観に触れることができて、本当に勉強という感じです」とコメント。加えて、「新しい世代を拒否せず、10代のラッパーから目をそらさずに、同じ土俵で勝負して勝っていきたい!」と力を込めた。
一方、1995年生まれのサーヤは、自身が10代の頃はオタク文化が見下されていたように感じていたが、大学生ぐらいから「風向きが変わってきた」と実感していたそうで、その頃から、職業や趣味嗜好に多様性があっていいという風潮になってきたと感じていたとか。「そんな中で、『沼ハマ』をやらせてもらって、自分が10代の時に何かハマっていた熱量と全然違う子たちがいっぱいいて、本当に無我夢中というか、一点突破ぐらいの勢いで突き進んでいる子たちを見ていると、すごくかっこいいなと思って。私も(普段の生活の中で)習慣ができたり、自分の行動範囲って同じになってくるのがすごく寂しくてつまらない。自分からいろんな趣味を増やそうとしていた最中だった」と明かす。
そして、番組で「レザークラフト」を取り上げた後には、その収録の帰り道に材料を買って挑戦してみたそうで、「10代の子にめっちゃ刺激を受けて、何か物作りをもう1回ちゃんとやってみようかなみたいな。私も中学・高校と、美術部でいろいろ作っていたんですが、大人になって何かこう、何の意味もなさない時間をないがしろにしていたんで、もう1回、そういう時間を作ってみようかなと思ったんです」とすぐに行動に移したと話した。
そんなサーヤの思いに、松永も「その『意味のない時間をないがしろにしている』って、めちゃくちゃ分かる。やっぱり自分の目指しているものとか、やりたいこととか、表現活動があるから、最短距離で、限りある時間になるべく前進するように考えちゃうと、その呼吸してない自分に気付くんだよね」と激しくうなずいていた。
2020年から活躍ぶりが目立ってきた両者。当時から番組で一緒になることも多く、「松永くん売れてるな。クソ!って思っていた」と毒づくサーヤだが、「今回一緒にできてうれしいです。自由な人でやりやすいし、面白いですよ。元は一つだったんじゃないかなと思いますよね。細胞分裂して別の人格になっただけで、本当は1個だったんじゃないかな」と相性はとても良さそうで、「(相方の)ニシダより合ってると思います」ときっぱり。松永は「マジで合うよね。僕はサーヤに全乗っかりしているから楽です! 気も使わないし、友達とやっている感じ」と全幅の信頼を寄せ、自身は台本も読まずにサーヤにおまかせで、番組内では「自分が聞きたいことを聞いている」そうだが、生放送で企業名を言ってしまうなどの失敗もあり、「(スタッフから)今、2アウトですって言われています」と苦笑した。
また、個人事務所で活動するサーヤは、番組MCへの抜てきに「普通に生きていたら、たぶんあり得ない時に、拾っていただけたっていうすごい感謝があります。そこに対する恩を感じてますし、この年でNHKで、DJ松永と番組ができるというのが、激アツだなと思っています」と語った。
これまで番組に登場した中では、「DTM」や、「レザークラフト」の回に登場した折り紙のように革を折る「折り革」が印象に残っているという松永。「YouTubeなどで、最高の教材が簡単にそろっている中、技術が昔よりも底上げされた段階で、よい教材を真っ白な状態から、高い基準で自分に落とし込むことができる。それをやった上で、誰もやっていないことをやろうという意識がすごいと思う」と若者たちを褒め称えた。
10代の若者たちとのジェネレーションギャップについては、自身の学生時代よりも、現在の若者の方が「視野が広い」という松永。自身の学生時代は、周囲からどう見られているかということだけを気にして過ごし、「学校がすべての社会で、その学校から外に出たところにも何かがある、っていうのは想像できてなかった」と振り返り、自分が誰かに笑われているという思いにとらわれて、絶望することもあったのだとか。それでも、ヒップホップやラジオと出合ったことで救われたそうで、「それがなかったらやばい人間になっていた」と笑いつつ、学生時代、なんとなく続けていたサッカーで挫折する中、初めて自分から明確に選び取ったのがDJだったと、「24時間好きで好きで仕方ないと思えるものに出合えて本当にラッキーでした」と熱く語った。
サーヤは「私も一応Z世代には入るんですが、生まれた時からインターネットがあったので。とはいえ、スマートフォンとかが手にできたのが中学生ぐらいだったんで、今の子たちはもう小学生ぐらいから、なんなら赤ちゃんから親のスマホでいろいろ遊んだりしていて、YouTuber人気もすごい。より生活に浸透しているなと思っていて、私が学生の頃は、何かにハマったとしても、学校の友達とそれを共有するか、もし好きな子がいなかったら、1人でそれを好きでい続けるのが当たり前だったけど、今の子ってTwitterでつながったりとか、コミュニティーができていて、より情報共有したり、シェアしたりとかができているのがいいなと思いますね」と、現在の若者世代をうらやましく思っている様子だった。
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