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橋本愛、遊川和彦脚本「家庭教師のトラコ」で地上波民放連ドラ初主演! 合格率100%を誇る謎の家庭教師に2022/05/26

橋本愛、遊川和彦脚本「家庭教師のトラコ」で地上波民放連ドラ初主演! 合格率100%を誇る謎の家庭教師に

 橋本愛が、日本テレビで7月スタートの連続ドラマ「家庭教師のトラコ」(水曜午後10:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。橋本は地上波民放連ドラで初主演となる。

 本作は、脚本・遊川和彦氏、プロデューサー・大平太氏の「家政婦のミタ」コンビが新たに描く、“合格率100%を誇る謎の家庭教師”が主人公のヒューマンドラマ。「同期のサクラ」「35歳の少女」(すべて同系)で遊川・大平コンビと共に歩んできた橋本が、万を持して主演として謎多き伝説の家庭教師・トラコを演じる。

 物語には、子どもの将来が不安でならない30代のワーキングママ、実家の定食屋で働きながら底辺であえぐ40代のバツイチママ、3%の超富裕層の仲間入りしをしたのに居場所がない50代の後妻ママの3人の母親が登場。トラコは、その三つの家族の生徒に合わせ、風貌を変えて現れる。無駄なお金の使い方を嫌というほど見てきた彼女には、大いなる野望があった。そのためには街の権力者たちの子息の家庭教師をし、コネを作り、お金を貯めていくトラコ。いつも携えているキャリーバッグには大金が詰まっているといううわさもある。授業の日は生徒の家に1泊し、週1で幼なじみのパートナー・福多のマンションに戻ると、スウェットに着替え、あらゆるジャンルの本を読み漁る。生徒には対等。だが、母親にはなぜか異常に厳しい。まるで娘が母親に反抗するよう態度を見せるのだった。

 本作は、“受験ドラマ”ではなく、トラコが、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子どもを救済。勉強以外に生きていく上でとても大切な“正しいお金の使い方”を教えていく。

橋本愛、遊川和彦脚本「家庭教師のトラコ」で地上波民放連ドラ初主演! 合格率100%を誇る謎の家庭教師に

 「遊川さん、大平さんの作品に参加させていただくのは、3回目になるので、気兼ねなく、いろんな意見を交わせるような安心感があります」という橋本は、「作品もオリジナルで、既存の『家庭教師』というイメージからは想像できないような人物像で、多角的にいろんなことが描かれていきます。トラコ自身も成長しつつ、触れ合う人たちの心や環境が変わっていくというストーリーは、誰かにとっての小さな希望になるかもしれないと思ったので、この作品で力を尽くしたいなと思いました」と出演が決まった際の心境を明かす。

 地上波の連ドラでは初主演となるが、「今まで、主演の方の大変さを目の当たりにしてきたので、体力勝負への身構えこそありますが、それも楽しみたいなと思います」と前向きに捉えながら、「いつもは結末からの逆算でお芝居を組み立てることが多いのですが、今回は大まかな見通しはありつつも、細かいところで何が起きるかがまだ分からない状況なので、自分自身、今までになく地に足がついていない感覚で、真っ白な空間に飛び込むような、そんなチャレンジ的な部分があります」と、これまでのやり方とは違ったアプローチでの撮影に臨む。

 トラコのキャラクターについては「私自身、家庭教師の方とお会いしたことがないのですが、今回のお話で面白いと思ったのは、トラコが実は、『家庭の教師』であるというところです。ただ単に勉強を教えるだけではなくて、家庭そのものにアプローチしていく姿がすごく面白いなと思います」とその魅力を伝える。

 トラコは「正しいお金の使い方」を教えていくが、「トラコ自身は、お金そのものは、ただの物であり、中立なものとして捉えているのではないかと思います。正しい使い方かどうかは、使う人側の問題。どういう人の心を持って、どういう使い方をすれば、幸せなお金の使い方が身につくのか? トラコの独自の教えによって子どもたちは、いつの間にかその正しい使い方を知ることになるんです」とその趣旨を説明する。

 そして、「トラコは、三つの家庭の生徒に合わせて風貌は変わりますが、根っこの部分は変わりません。プライベートな部分は序盤、謎に包まれたまま進んでいくと思いますので、視聴者の皆さまには、いろんなキャラクターに変身するトラコ自身の本心、本性の部分を、想像しながら見ていただきたいなと思います。トラコが、それぞれの家庭、生徒に対して、どのように向き合っていくのか? 見ている方にとって、トラコが、『こんな人がいたらいいな』って思ってもらえるように頑張りたいと思います」と意欲を燃やしている。

 遊川氏は「女優、橋本愛は今僕たちの想像以上のスピードで成長している気がしてなりません」と橋本を称賛し、「そんな彼女の演じる『家庭教師のトラコ』は、まるで真夏の太陽のような強烈さと、草原を吹きぬける風のような爽やかさと、真夜中の海のような底知れぬ謎を秘めて現れます。そして最後には、このドラマを見てくださった人誰もが、トラコにまた会いたくて、そばにいたくて、離れたくなくて、空を見上げ『トラコー!』と叫ばずにはいられなくなる、そんな物語になればと思っています」とメッセージを寄せている。

 大平プロデューサーは「2年前、ある撮影現場で橋本愛さんの演技を見た時に、『いつかこの女優を主演にしたドラマを創りたい』と遊川さんと話しました。まさかこんなに早くそれが実現するとは思いませんでした。今は1日も早く、愛さんが演じるトラコの魅力を視聴者の方に届けたいです」と語っている。


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