「ナンバMG5」、間宮祥太朗の妹役・原菜乃華「吟子ちゃんにとって難破家は一番大切な居場所なんだと思う」2022/06/02
筋金入りのヤンキー一家に生まれながらも“脱ヤンキー”を目指すために葛藤する主人公を、フジテレビ系ドラマ初主演の間宮祥太朗が演じるドラマ「ナンバMG5」。
誰もが恐れるヤンキー一家に生まれた難破剛(間宮)の妹・吟子役で出演しているのは、ドラマ「ナイト・ドクター」(同系)を皮切りにドラマ出演が絶えない原菜乃華だ。原が演じる吟子は、腕っぷしの強い“アニキ”たちを誰よりも尊敬し、真っすぐで純粋…でも、ちょっぴりやんちゃな女の子。勉強とは無縁の生活を送っていた彼女は、進学校に通う男子生徒との出会いをきっかけに新しい自分へと成長していく。
――写真撮影お疲れさまでした!
「楽しかったです! (スパンコールいっぱいの布の前で撮ったデータを見て)めちゃめちゃ奇麗だったです! …だったですって言っちゃいました(笑)」
――かわいらしいなと思っちゃいました(笑)。早速ですが、ここまでの撮影を振り返ってみての感想を教えてください。
「笑いの絶えない…絶えなさすぎて困るような現場です(笑)」
――難破家のシーンでは楽しそうな様子がひしひしと伝わってきます。
「すごく楽しいです! 笑いNGをたくさん出してしまうのですが(笑)、現場に入るだけでテンションが上がるようなすてきな家族です!」
――Instagramでもおそろいのサンダルを履いている写真を拝見しました。
「あのサンダルは間宮さんがキャスト、スタッフ全員にプレゼントしてくださったものなんです! 自分が映っていないシーンの撮影も、家族みんなでモニター前でチェックしているんです。それくらい仲がいいです!」
――難破家の皆さんとの撮影で印象に残っているシーンはありますか?
「食卓のシーンで父ちゃん(宇梶剛士)が『やぅし!』って言う場面があるんですけど、笑いがこらえられなくて(笑)。さらに、たけにい(満島真之介)が松に怒るシーンがあるのですが、面白すぎて、私と母ちゃん(鈴木紗理奈)がニヤニヤしちゃったんです。でも、そのままオンエアで使われました(笑)。笑っちゃっていてもOKが出る現場です! そういうところも注目してもらえると、もっと楽しくドラマを見てもらえるんじゃないかなと思います!」
――これまでさまざまな学生役を演じられてきたと思うのですが、今までとは毛色が異なる学生の役ですね。
「今までは重いものを抱えている役が多くて。死んでしまったり、病気だったり、失踪してしまったり…。ここまで完璧にコメディーで、能天気で明るい役は初めてなので、現場に入る前から楽しみでした! いつもはしっかり細かいところまで考えていくのですが、今回は最低限の基本的なところだけをしっかり詰めて、あとは現場を思い切り楽しむことを意識して役作りしました。監督から『(吟子は)ヤンキーというよりは“令和のギャル”みたいなイメージで』と衣装合わせの時に教えていただいたので、そのイメージを崩さないように心掛けています。あとは原作があるものなので、原作をリスペクトしてしっかり読み込んで、台本と照らし合わせながら演じています。吟子ちゃんはこういう声なのかなとか、語尾はカチッとしてないよな、座り方はこうだなって漫画を読みながら考えました」
――吟子にとって難破家はどんな存在だと思いますか?
「難破家はびっくりするくらい愛情深くて、騒がしいくらいにぎやかな家族なんです。そんな難破家で育った子だからあんなに素直で、明るくて…言葉遣いはちょっと汚いかもしれないけど(笑)。難破家だったから素直な子になったんだろうなと思うので、吟子ちゃんにとっては一番大切な居場所なんだと思います」
――ヤンキーというより“令和のギャル”な吟子ちゃんですが、第5話(5月18放送)では恋に勉強に…と、これまでとは違った顔を見せていましたね。
「家族全員でシャバく変装するシーンが本当に面白くて! 笑いをこらえるのが大変で、ここでも笑いNGを何度も出してしまいました(笑)。ドライ(撮影の流れの確認)が終わった後、『これ、できるか!?』『この山、乗り越えられるか?』って言いながらみんなで崩れ落ちちゃって(笑)。めちゃくちゃ笑いながら撮ったシーンがたくさんあるので、神回間違いなしです! これから見る人はぜひたくさん笑って見てもらいたいなと思います!」
――家族と離れてのシーンもたくさん登場しました。
「難破家にいない吟子ちゃんを演じるのは難しいなと思いました。テンションは高いんですけど、難破家の撮影ではみんなに引っ張ってもらっている感じが強いので…。佐藤くん(小田将聖)の前にいる吟子ちゃんは難しかったです」
――物語後半に入りますが、吟子ちゃんはどうなっていくのでしょうか。
「吟子ちゃんは白百合高校に入るんです! 吟子ちゃん自身が自分の将来のことを考えて変化していくので、そこは見どころの一つだなと思っています!」
――シャバい剛と吟子が白百合高校で出会い、どう物語が進んでいくのか楽しみです。この作品は脱“ヤンキー”を目指す物語ですが、原さんが今、脱〇〇したいものはありますか?
「脱“人見知り”です。しゃべったりするのがあまり得意ではなくて…もうちょっと人とすぐ仲良くなれるように人見知りを直したいなと思います。あとは、冷え性なんです。運動して代謝をよくして、脱“冷え性”にしたいです!」
――人見知りとのことですが、難破家の皆さんと初めて会った時は…?
「私にしては珍しく(人見知りを)発動しなかったです! 本当に皆さんが温かくて。テンションも(難破家みたいに)高くて! (難破家のみんなは)私の中にある一番明るい自分を引き出してくださっているので毎日現場が楽しいです!」
――白百合高校に入学する吟子ですが、原さんご自身はどのような高校生活を送っていましたか?
「友達に支えてもらってました。毎週リポートを提出しなきゃいけない時があって…。『明日までにリポート提出しなければならない…でも、明日までにこの台本覚えたい…』という葛藤も多かったです。でも、友達がいつも気にかけてくれて、友達がいたから卒業できたなと思います!」
――では最後に、今後の見どころを教えてください!
「家族愛とか友情、恋愛…いろんな要素が盛り込まれていて、1日の終わりに『明日も頑張ろう!』と思ってもらえるような、前向きな気持ちになれるドラマだと思うんです。これから、(剛の)二重生活がどんどんバレていくというか…“笑い100%!”みたいな家族との関係がどういうふうに変わっていくのか、ぜひ楽しみにしていてください!」
【プロフィール】
原菜乃華(はら なのか)
2003年8月26日生まれ。東京都出身。09年芸能界デビュー。その後、ドラマ「朝が来る」(フジテレビ系)、「MIU404」(TBS系)、「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)、「真犯人フラグ」(日本テレビ系)、映画「3月のライオン」「罪の声」など数々の作品に出演している。
【番組情報】
「ナンバMG5」
フジテレビ系
水曜 午後10:00~10:54
取材・文/Y・O(フジテレビ担当) 撮影/尾崎篤志
衣装協力/SAAAGE boutique スタイリスト/津野真吾(impiger) ヘア&メーク/馬場麻子
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