坂口健太郎&杏がW主演! 公取委を舞台にしたエンタメ・ミステリー「競争の番人」で凸凹バディに2022/05/16
坂口健太郎と杏が、フジテレビ系で7月スタートの連続ドラマ「競争の番人」(月曜午後9:00、開始日未定)にダブル主演することが分かった。
原作は、現在同系で放送中の“月9”ドラマ「元彼の遺言状」の原作者・新川帆立氏による同名小説で、同じ原作者の作品を2クール連続で放送するのは異例のケースとなる。ドラマは公正取引委員会を舞台に、天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉と、実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓が、公正取引委員会・第六審査、通称・ダイロクの職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく凸凹バディのエンタメ・ミステリー。
物語の舞台となる公取委は、企業への立ち入り検査などを行う権利がある一方、警察の捜査令状のような強制的な権力や逮捕権は持っておらず、ほかの官庁からも見下されており、「弱小官庁」とやゆされることも。小勝負と白熊が所属する“ダイロク”の面々も自ら公取委のことを「弱小官庁」と卑下している。
その弱小官庁にあえて就職した変わり者が、坂口演じる小勝負。20歳で司法試験に合格し、東大法学部を首席で卒業後、公取委へ。周りからは「もっといいところに入れたはずでは?」と疑問を投げかけられるが、小勝負自身は公取委で働くことにこだわりがあるようで、「弱くても、戦わなきゃいけない」と使命感を燃やす様子はどこか狂気じみている。
そんな役柄について、坂口は「小勝負のパーソナリティーについては、すべてが明らかになっていません。小勝負は、過去に何か深いものを抱えていそうなんです。それが何か分かるまでは捉えどころのない人物でいようと思っています」と説明。さらに、「ストーリーの中で“悪”となる人物がいるんです。小勝負がそんな悪と対峙(たいじ)する時、そんな悪によって救われている人もいることも考えてしまうんです。ですので、小勝負としては100%の正義でポジショントークをしてはいけないと、どこかで思っています。そういったシーンを演じるのはすごく難しいですね」と模索している。
一方、小勝負の身勝手な行動に、いつも振り回されるのが杏が扮(ふん)する白熊。小勝負とは性格や考え方など、何もかもが正反対。警察官の父親に憧れ警察官になったものの、ある事件で犯人を目前で取り逃がしてしまい、そのことが問題視され公取委への異動を命じられる。事情聴取や張り込み、尾行など、真実を突き止めるために警察のようなことも行う一方、警察のような強力な権力を持たない公取委の実情にがく然としながらも、個性豊かな“ダイロク”のメンバーと共に企業の不正を暴こうと奔走する。
役柄に合わせてロングヘアを約20cmカットして臨む杏。「最初のうちは白熊は戸惑ったり、疑問を感じたりしています。ストーリーがどんどん進むにつれて、白熊が公正取引委員会で働く意義を見いだしていきます。白熊のように30代半ばで転職される方も多いと思うので、まるっきり違う環境で仕事を始めるという白熊の気持ちは、多くの方々に寄り添っていただけて、応援していただけるのではないかなと思います」と期待する。
公取委については「なじみがありませんし、セリフの専門用語も口にしたことがなさすぎて、難しいんです。でも、白熊として演じていると、実は私たちの身近な世界を扱っていることが分かってきました」と新鮮さを口にする。坂口も「正直よく分かりませんでした。名前を聞いたことはありますが、弁護士ものや警察ものとは違いそうですし…。一体、どういう話になるんだろう?と思いましたが、台本をいただいて一読したら、ものすごく面白い話だったので、楽しく撮影に臨めそうだなと思いました」と楽しみにしている。
坂口と杏の共演は、映画「オケ老人!」(2016年)以来、6年ぶり。ドラマでの共演は今作が初となる2人だが、坂口は「小勝負と白熊としての僕と杏さんの空気感は自然と出来上がっていきました」、杏は「年齢も近いので、考え方などにギャップを感じることもなく、一緒に演じるのは楽しいですね」と互いに信頼を寄せている。
放送に向けて、坂口は「このドラマで描かれる公正取引委員会というのは、 “弱小官庁”なんです。僕自身、時には“戦わずに負けてもいい”と思うことがあります。そんな中で、小勝負の“弱くても、戦わなきゃいけない”というセリフが僕は好きなんです。まだまだうっ屈とした世の中で、小勝負、白熊、そしてダイロクメンバーといろいろな人物が登場しますが、彼らがやっていることを見て、次の日のちょっとした活力やパワーにしていただけたらと思いますし、そんな作品になるのではないかなと思っています」アピール。
杏も「この作品をきっかけに公正取引委員会の歴史はまだそんなに古くないことを知りました。商売の歴史はずっと続いているのですが、そこに“競争を守る”という概念を取り入れたのは戦後からということなんです。競争をジャッジするのが小勝負や白熊なのですが、その中でいろいろな人の人生と社会が混ざり合っていく様子が、うまく表現されていると思うのでワクワクしています。このワクワク感を皆さんにも味わっていただけたらと思います」と話している。
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