「悪女（わる）」今田美桜、“おまけ”部署存続の危機にスッポンとして食らいつく!?2022/04/27

　今田美桜さん演じるポンコツだけど明るい新入社員・田中麻理鈴が、会社の最下層から出世を目指していくドラマ「悪女（わる）～働くのがカッコ悪いなんて誰が言った？～」（日本テレビ系）。麻理鈴が「田中、○○します！」と全力疾走で会社内を駆け回る姿がキュートで、何度でも見たくなりますね。

　麻理鈴は大手IT企業・オウミに入社早々、窓際とされる備品管理課に配属されますが、腐らず前向きに仕事をこなそうとする姿を謎の先輩・峰岸雪（江口のりこ）が気に入り、「あなた、出世したくない？」とたきつけます。そして、麻理鈴はその後すぐに人事部に異動することに。

　麻理鈴は新しい部署でも、陰で“女王蜂症候群”と称される課長・夏目聡子（石田ひかり）からのスパルタ指導にもめげず、ほかの人事部員が消極的な仕事にもまい進します。夏目もそんな麻理鈴のことをかわいがりますが、麻理鈴が夏目と確執のある峰岸のことを「一番の先輩」と紹介すると、夏目の態度が一変。夏目からの嫌がらせによって、麻理鈴がピンチに陥ってしまいました。しかし、そんな状況でも疑うことをしない麻理鈴の真っすぐさに打たれた夏目は、日ごろから女性に厳しく当たっていた態度を改め、さらには敵対していた峰岸とも和解します。峰岸はというと、夏目に「もう少ししたら、動きます」と宣言。さらに、専務に電話をして麻理鈴を異動させたいと要望します。

　それにしても、「最年少で女性役員になる人」と称され、専務に電話して一社員の人事異動を簡単に通してしまう峰岸…。しかも、麻理鈴がずっと捜している憧れのT・Oさん（向井理）と、すれ違いざまに笑みを浮かべ合うという峰岸が何者なのか、謎が深まるばかりです。

　そういえば、T・Oさんの正体が判明しましたね。実はイニシャルがO・Tで、田村収という名前でした。話し掛ける口実として「T・O」と刺しゅうしたハンカチを用意して会社内でT・Oさん捜しに奔走した麻理鈴の、全然違う人が次々と登場するのを目の当たりにした時の表情…。しかも、麻理鈴が用意したものなのに、「俺のだ、ありがとう」と主張してくる人も現れ、さらには、最後のT・Oが小野忠（鈴木伸之）で、期待して会ったらフルネーム呼び捨てで「こんなの」呼ばわり…。笑えましたね！

　さて、4月27日放送の第3話で麻理鈴が向かうのは、マーケティング部。その中で“おまけ”と呼ばれるリサーチチームで、梨田友子（石橋静河）から指導されることに。梨田は「仕事はお金を稼ぐ作業」と割り切るタイプで、化粧っ気もなく不透明な将来に備えて倹約することをモットーにしている社員です。どちらかというと冷めている人間で、正反対でやる気に満ちた麻理鈴とはそりが合わなそう。そこでデータをまとめたり、ECサイトのトップページに掲載する商品を選んだりしていきます。

　そんな中、小野が“社長の息子案件”として、「スッポンスープ」をトップページに掲載してほしいとやって来ます。梨田がいつものことと承諾する一方で、麻理鈴は横入りみたいだと納得いかない様子。すると、峰岸から“貸し借り”の重要性を説かれ、スッポンスープの件に着手します。その後、麻理鈴がスッポンスープを競合商品と並べて掲載してしまい、リサーチチームが解散の危機に直面することに…。「田中、スッポンになります！」と食らいついていこうと士気を上げる麻理鈴は、そのピンチをうまく脱することができるのか!?

　その第3話には、J-JUN with XIA （JUNSU）として主題歌「六等星」を担当しているジェジュンさんが出演します！　日本のテレビドラマは2010年に放送された「素直になれなくて」（フジテレビ）以来12年ぶりなのだとか。麻理鈴と梨田が訪れるスッポン料理店の店員役で登場するジェジュンさん、「まばたきすると、『ジェジュンどこ？　いたの？』というくらいほんのちょっとの出演」とのことで、目を凝らして見逃さないでください！

　また、スッポンスープの売れ行きに大きくかかわっているという役どころで、アンミカさんが本人役で出演。ドラマを華やかに彩る存在として毎話登場する2.5次元俳優は高橋健介さん。高橋さんが演じるのは、マーケティング部の本体所属で、おまけ（リサーチチーム）を上から見ている小野の同期。いろいろなキャラクターが出てくるのも楽しみですね。