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【北京オリンピック・2/8◆本日の見どころをピックアップ】フィギュア・羽生結弦、宇野昌磨、鍵山優真の個人種目での滑りに期待2022/02/08

北京五輪2022 フィギュアスケート団体 宇野昌磨 写真:松尾/アフロスポーツ

 この日最も早く競技が始まるのは、フィギュアスケートの男子シングルのショートプログラム(SP)。94年ぶりとなる3連覇を目指す羽生結弦、2018年平昌大会銀メダリストで、今大会の団体戦SPで自己ベストを更新し勢いに乗っている宇野昌磨、団体戦フリーで同じく自己ベストを更新した鍵山優真が、フリーへ向け好発進できるか見届けたい。外国勢の注目は、平昌大会以降の実績では文句なくNo.1のネイサン・チェン(アメリカ)。団体戦SPでは宇野を上回る高得点をたたき出し、好調をアピールした。個人種目ではどんな演技を見せるか。

 フリースタイルスキーは新種目・女子ビッグエアの決勝が行われ、予選を突破した12人が初代メダリストの称号を争う。3回試技を行い、高い方から2回の合計得点で順位を決定。決勝のスタート順は1、2回目が予選の成績下位から、3回目は2回目終了時点の下位から。予選1位のメーガン・オールダム(カナダ)、2位のテス・ルドゥー(フランス)、2021年世界選手権優勝のアナスタシア・タタリナ(ROC)、地元中国期待の谷愛凌(中国)らに注目。ビッグエアとスロープスタイルの有力選手は共通しているが、谷は両種目だけでなくハーフパイプでもメダル候補に挙げられている。3冠の快挙へ向け、ここでどんなパフォーマンスを見せるか気になるところだ。

 スノーボードは男女パラレル大回転の予選から決勝までが行われる。スノーボードでは唯一、旗門が設置されたコースを滑走して競うアルペン種目であり、並行して同じように設定されたコースを2人で同時に滑るのが特徴だが、予選は左右のコースを1回ずつ滑り、合計タイムの上位16人が決勝トーナメントへ進む。同タイムの場合は、1回目のタイムで比較する。トーナメントは1対1で並行コースを同時にスタート。先着が次のラウンドに勝ち進む。1回戦は1位対16位、2位対15位という具合に予選の上位と下位が対戦。左右コースの選択権は、予選上位が持つ。同着の場合、準決勝までは予選成績で勝者を決め、決勝と3位決定戦は同順位となる。

 日本は女子のみが出場枠を獲得し、5大会連続出場となるベテラン・竹内智香と、昨季W杯種目別ランク8位の新鋭・三木つばきがレースに臨む。2014年ソチ大会銀メダリストの竹内は、平昌大会で5位に入賞した後に休養。昨季復帰し、世界選手権7位と健在を示した。三木は今季W杯で自己最高の4位に入るなど上り調子。2人そろっての予選突破を期待したい。外国勢では、今季W杯総合で1位に立っているソフィア・ナディルシナ(ROC)、昨季総合優勝のラモナテレジア・ホフマイスター(ドイツ)らの滑りに注目。男子は2021年世界選手権優勝のドミトリー・ロギノフ(ROC)、今季W杯種目別総合1位のシュテファン・バウマイスター(ドイツ)らが勝ち上がりそう。

 アイスホッケー女子予選リーグは最終戦を迎え、日本は世界最終予選1位の実力国・チェコと対戦する。すでに決勝トーナメント準々決勝に進出できるB組3位以内は確定させているが、1位で突破すれば準々決勝の対戦相手はA組3位になる。A組1、2位はアメリカとカナダが占めることが確実であり、過去6大会中5回決勝を争った2強といきなり対戦することを避けるため、ぜひ勝利したい。一方、A組最終戦ではアメリカとカナダが激突。金メダルの行方を占う一戦として注目される。

 スピードスケートは男子1500mが行われ、日本から一戸誠太郎が出場する。今大会はすでに男子5000mに出場し、12位で入賞に届かなかったが、1500mは今季W杯開幕戦で4位に入った。上位入賞、さらにその上を目指して滑走する。金メダル候補は今季W杯総合1位のジョーイ・マンティア(アメリカ)、2位の寧忠岩(中国)、2021年世界選手権優勝のトマス・クロルらオランダ勢。

 カーリングはスウェーデンとイギリスが対戦する混合ダブルス3位決定戦と、イタリアとノルウェーによる決勝が実施され、メダルを獲得するペアが決まる。決勝は9戦全勝で予選リーグを1位通過し、準決勝でも8-1で圧勝したイタリアの優位は動かないだろう。すでにイタリアにとってカーリング競技初の五輪メダル獲得が決まっているが、その色が金となる可能性が高い。

 ほかにアルペンスキー男子スーパー大回転、クロスカントリー男女スプリントの予選から決勝まで、バイアスロン男子20km、リュージュ女子1人乗りの3回目と4回目が行われる。

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