「帝王占術で伝えたいのは、“愛”の精神」人気占い師・木下レオンインタビュー2022/02/03
話題のバラエティー「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)に出演中の人気占い師・木下レオンが新刊「木下レオン 帝王占術 決定版」を発売。驚異の的中率を誇る「帝王占術」とともに、厳しさの中にも愛にあふれたコメントで、全国のファンから熱狂的な支持を集めている木下に、「帝王占術」で占う今年の運勢や開運方法、おすすめのパワースポットなどを聞いた。
── まずは「木下レオン 帝王占術 決定版」がどのような本になっているのか教えてください。
「帝王占術は、四柱推命、九星気学、神通力を用いた木下レオン独自の鑑定法です。それぞれのタイプをおしゃかさん、えびすさん、ガネーシャさんなど12種類の神様に分けて開運・運命攻略法を詳しく解説しています。個人の性格に基づいた神様タイプになっているので、その神様のことを知れば知るほど、『なるほど!』と一致することがあると思います。ご自身の隠れた才能や役割、メッセージなども書いてあるので、自分の中にそういう部分もあるんだと実感してもらって活用してもらえたらいいなと思います」
── 占いの活用方法を具体的に教えていただけますでしょうか?
「帝王占術で一番伝えたいのは、“愛”の精神です。私が鑑定で一番大切にしてることは『親孝行』『先祖供養』『感謝の気持ち』。この三つに共通するのが“愛”なんですね。一番身近なことでいえば、親に『ありがとう』と感謝の気持ちを伝える。それだけでいいんです。多くの方を鑑定していると、ご両親に苦しめられて許せないと思っている方もいます。『それでも親孝行をしろと言うのか』と言われることもありますが、その場合は関わらなくていいということも伝えたい。会う必要はない、でも恨まない。忘れる。『元気でね』と思う。そうやって“愛”の精神を大切にしながら、この本を活用すれば、運命を好転させることができると思いますよ」
── 占いでは、2022年の社会全般はどのような年になりそうでしょうか?
「今年は寅(とら)年の中でも、『壬寅(みずのえとら)』なんです。『壬』というのは『妊娠』の『妊』という字に含まれているように、『生まれる』という意味があります。さらに、2022年は36年に一度の『五黄の寅』でもあるんですよ。『五黄の寅』というのは、ちかっぱ(福岡弁で「すごく」の意)強いんですね。『壬寅(みずのえとら)」と『五黄の寅』が重なっていることを解き明かすと、はっきりと吉凶混合する年となります。これは、荒れるということですね。詳しく言うと、この流れは2020年の子年から始まっています。子年は干支の始まりですよね。子年にコロナが始まったじゃないですか。子年から数えて3年目の今年は、皆さんがこの環境に慣れてきて、何かを一歩始める時期に入ったんですよ。『夜明け前の寅年』という言葉があるんですが、夜明け前って寒くて暗いじゃないですか。その暗い世の中で、子年から努力をしてきていない人はふるいにかけられ、吉凶はっきり分かれて二極化する年になると思います。寅年は金運が高まる年でもありますので、こちらも吉凶混合して思いきり儲かる人とそうじゃない人がはっきりと決まる年になります」
── 金運アップのための開運方法はありますか?
「金運・財運の神様である毘沙門天様に手を合わせることをおすすめします。私は占いだけでなく仏教の勉強もしていてるんですが、毘沙門天様はあふれ出るほどの金銀財宝、福の運気を持っていて、それを誰かに与えたいと言っているんです。ただし! それには条件があります。これは経典で説かれていることですが、条件の一つは『親孝行』です。そして、お金を自分のためだけに使う人には与えたくないとも説いています。親孝行のため、寄付したりと、よりよくお金を使ってくれる人に与えたいと言っているんです。そういう意味を理解した上で毘沙門天様に手を合わせると、お金はついてきます。お金を追ってる人からは、お金は逃げます。反対に、心清らかに手を合わせることができる人には、絶対にあとからお金がついてくるんです」
── では、レオンさんおすすめの毘沙門天様に参拝できるスポットは?
「一番は、聖徳太子がお参りをしたという奈良の信貴山朝護孫子寺。毘沙門天様は勝負の神でもあるんですが、聖徳太子が寅の年、寅の日、寅の刻に信貴山を訪れ必勝を祈願すると毘沙門天王が降りてきて、必勝の秘術を授かったという話がある場所です。もう一つは日本で最初に毘沙門天が安置されたと言われる、大阪の毘沙門天、神峯山寺。そして、私の個人的なおすすめは京都の総本山、鞍馬寺です。ここは少し変わっていて、洗った自分の髪の毛を少し切って持っていって奉納することができるんですよ。髪の毛というのは神様とつながっているんです。髪=神ということですね。ゲゲゲの鬼太郎です。髪からテレパシーが入ってくるんです。だから毛髪を持って行くと自分の思いと神様の思いがつながるんですね。私も近々、参拝するつもりです。都内の最強のスポットは、浅草の待乳山聖天です。以前テレビでも七福神巡りで毘沙門天様として紹介したんですけど、大根を神殿にお供えして手を合わせるところですね。そこは、ガネーシャ様がいる場所でもあります。ガネーシャ様はすごく力が強い神様で、ガネーシャ様がいるお堂が一番のパワースポットになっています。ただし! ガネーシャ様は怖い神様なので、安易な気持ちで『お金が欲しい』とお願いするのはダメ。覚悟を持って参拝してください」
── レオンさんは昨年「浄化&開運で最強運を手に入れる 木下レオン吉方位の旅」(小社刊)という本を出版されていますので、2022年の吉方位やパワースポットを伺えますか?
「吉方位は人によって変わるんですが、みんなにとっていい吉方位といえば恵方ですね。2022年は北北西です。ちょうど、先ほどお話した毘沙門天様は北方を守護する神様でもあるんです。ですから、自宅から北側にある毘沙門天さんは最高のパワースポットになります。2022年の一人一人の吉方位については『吉方位の旅』に書いてあるので、参考にしてみてください」
── コロナ禍の今、家の中でできる開運方法はありますか?
「仏壇があれば仏壇に手を合わせてご先祖を供養すること。水を置いて、線香を置いて、手を合わせる。それだけで十分だと思います。私はインスタライブで無料で皆さんのためにお経を唱えているので、神社仏閣に行けない方はその時に参加してもらえたらいいかなと思います」
── ところで、レオンさん自身の開運ルーティンはありますか?
「最近でいうと、竜神様とともに福を家に呼び込んでいます。それは最近、ちかっぱやってますね。これは、一般の方でも気軽にできる方法があります。風水という言葉もあるように、運は風に乗って水場につくんですよ。京都の老舗のお店などで、玄関に水をまいてるじゃないですか。あれはただ奇麗にするためだけではなく、昔の人の知恵で福を呼び込んでいるんです。皆さんがされる場合には、朝、玄関やベランダに水をまくといいです。さらにちかっぱ運気があがるのはお茶。風呂桶のようなものに水を入れて、茶葉を入れるんですよ。それを朝、玄関やベランダに置くとそこから運が入ってきます。この方法を知ってる人はほとんどいないと思いますが、私は毎日やっていますよ」
── では最後に、レオンさんはテレビ番組「突然ですが占ってもいいですか?」で活躍されていますが、テレビに出演したことで変わったことはありますか?
「日本全国どこでも声をかけていただくので、外を歩きづらくなったというのはありますね(笑)。私はご先祖に手を合わせる大切さ、親孝行の大切さを伝えたいという思いでテレビに出演しているので、その願いはかなっているんだなというのは実感しています。私は占いを当てるというより、伝えているんですね。テレビを見ている方も共感できて、救える言葉を伝えるようにしているんです。なので、『レオンさんのおかげで親と仲直りできましたと』というようなメッセージをいただくとよかったなと思います。神様からいただいた役割を果たせているんだな、と。これからもやるしかないという気持ちはあります」
【イベント情報】
「木下レオン 帝王占術 決定版」発売記念オンラインイベント
本商品の発売を記念し、著者の木下レオンさん本人によるオンライントークショーの開催が決定。さらに、参加者の中から抽選で木下レオンと一対一でお話できるオンライントーク会にも招待。オンライントーク会はオンライントークショー終了後に実施。
■開催日時
2022年2月9日 午後7:00~
【書籍情報】
「木下レオン 帝王占術 決定版」
木下レオン/著
発売中
定価:1,980円
発行:東京ニュース通信社 発売:講談社
全国の書店、ネット書店・honto(http://honto.jp/netstore/pd-book_31414051.html)ほかでご購入いただけます。詳細はTOKYO NEWS magazine&mook(https://zasshi.tv/products/14340/)をご確認ください。
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