「管理官キング」に大倉孝二、成海璃子、中村蒼、国仲涼子、小日向文世、岡田健史、浅野和之が集結！2021/12/20
テレビ朝日系で2022年1月6日に放送される、沢村一樹主演のドラマスペシャル「管理官キング」（午後8：00）のメインキャストが発表。大倉孝二、成海璃子、中村蒼、国仲涼子、小日向文世、岡田健史、浅野和之ら個性豊かな俳優陣が集結する。
主人公である警視庁捜査一課の管理官・王賀統一（沢村）は、洞察力が高いうえに頭の回転も速く、抜群の捜査力を誇る一方で協調性がなく、周囲の意見に耳を貸さず、我を押し通すことから、警視庁内では“キング”と揶揄（やゆ）されている人物だ。
大倉が演じるのは、そんな王賀の部下で右腕的存在ともいえる捜査一課2係主任・二瓶次郎。個性的なキャラクターを演じることに定評のある大倉が、本作では、上司に媚びを売るのが得意なお調子者の刑事を演じる。王様ぶりをさく裂させて二瓶を振り回す王賀と、彼のペースに巻き込まれて、てんてこ舞いになる二瓶のコミカルなやりとりは必見だ。
成海が扮（ふん）するのは、二瓶の部下で捜査一課2係の刑事・美山千秋。仕事漬けのハードな生活に嫌気がさしている千秋は、早く結婚したいと夢見る日々を送っている。しかし、刑事という職業がバレたら引かれてしまうのではないかと危惧し、恋人の宝生瑛人には、週刊誌の記者だとうそをついていた。その瑛人に無理難題を押し付けてくる出版社の上司と偽りながら王賀の愚痴をこぼすのだが、彼の父親はまさかの王賀。しかし千秋はその事実を知るよしもない。
さらに、鑑識課の鑑識官・七瀬香織を国仲が演じる。香織は鑑識課一の実力を誇る優秀な人物で、王賀に“キング”というあだ名をつけた張本人だが、彼の信念を認めているため、急な呼び出しにも応じ、王賀からの信頼も厚い。別居中の夫で王賀の部下・二瓶と顔を合わせることも多く、元の関係に戻りたい彼にまとわりつかれる場面も。
そして、小日向が演じるのは、王賀と息子・瑛人の過去や確執をすべて知る人物で、靴磨き職人・須藤英雄。仕事最優先で母に苦労ばかりかけてきた王賀に対して不満をもっている瑛人は、母亡き後、母方の名字を名乗るようになり、母と同じ弁護士の道に進んでいた。王賀の妻に世話になった過去がある須藤は、一向に溝が深まらない2人を気に掛けており、店に通ってくる王賀にアドバイスし続ける。
その王賀の息子・瑛人を演じるのが中村だ。常にわが道を行く王賀にとって、唯一の弱点といえるのが息子との関係。普段は冷静に人の心理や弱点を見極める王賀だが、瑛人の気持ちだけは理解しきれず、まともに口もきかない日々を送っていた。中村が、尊敬する母への思いと父への複雑な心境に苦悩する瑛人を繊細に演じる。
また、物語の冒頭で恩師の送別会の最中にテラスから海に転落するエリート研修医・平山優太を岡田、優太が事故ではなく何者かに命を狙われて海に転落したと知って激しく動揺する父・平山誠を浅野が、それぞれ演じる。
多彩な共演者との撮影について、沢村は「今回、中村蒼くんや、岡田健史くん、僕の仲間の1人でもあるサイバー捜査官役の若林時英くんといった皆さんと初めてご一緒させていただきました。そういった今後ドラマ界を担っていく若い俳優さんたちがたくさん集まっているのも、このドラマの見どころの一つだと思います。それ以外の皆さんは一緒に仕事をしたことのある方たちですし、小日向文世さんはそれこそもう何度もご一緒させていただいているので、とても楽しい現場でしたね。そういった気心の知れたメンバーの中にフレッシュな若者たちが入ってきてくれたことで、ドラマの内容もキリッと締まったと思います。ベテラン勢と若者たちの芝居バトルも見どころですし、何より現場にフレッシュな空気が流れている感じがして、とてもバランスのいい刑事ドラマになったと思います。そして、大倉孝二さんや成海璃子さんら警察のメンバーもとにかく個性的なんですよ！（笑）。演じていてとても楽しかったですね」と振り返る。
続けて「このドラマは、犯人を推理するのがすごく難しいんですが、若い俳優さんたちが演じる登場人物の駆け引きや、犯人と疑われることになる人たちのお芝居のやりとりにも注目していただきたいと思います。刑事ドラマというのは、事件の裏側にある人間の心理を描いたり、刑事の目線を通して家族の関係やそこにある出来事を物語として伝えるのも楽しみの一つだと思うんですが…何より、これだけ個性ある役者さんたちが集まっただけに、本当に犯人を推理するのが難しい！ ドラマを見ていただいて、視聴者の皆さんの感想を聞いてみたいと思うくらい、僕も放送が楽しみです」と期待を込めて、見どころを伝えた。
有名高校のゴルフ部OBが恩師の送別会を行っている海沿いのレストランで、出席者の1人で研修医の優太がテラスから海に転落してしまう。通報を受け、警視庁捜査一課2係の刑事・二瓶と千秋が現場に臨場すると、優太は一緒に送別会に出席していた医者の友人の的確な処置で一命を取り留めたものの意識不明の重体だということが分かる。出席者の証言や防犯カメラの映像から、事件性がなく事故という結論に落ち着き警察官たちが引き上げる中、王賀が現場に現れる。黙々と現場を観察した王賀は、これは事故ではないとひそかに確信。上司の指示に逆らって二瓶と千秋を道連れに捜査を続ける中、優太の意識が戻る。あくまで「酔っ払って自分で海に落ちた」と言い張る優太だが、なぜか腑（ふ）に落ちない王賀は、鑑識の香織を呼び出し、現場を再検証。すると事故ではなく事件性を裏付ける決定的な証拠が見つかる。
その後も立て続けに優太の同級生が襲われる事件が続出。これはゴルフ部OBを狙った連続殺人事件ではないかと考えた王賀らは、関係者への聞き込みを続けるのだが、捜査を進めるうちに、王賀は次々と発生する不可解な事件の背後には“ジョーカー”と呼ぶべき大きな黒幕がいると確信する。果たして、“キング”王賀を待ち受ける衝撃の真相とは――!?
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