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主演・土屋太鳳×脚本・岡田惠和「優しい音楽」ドラマ化! 共演は永山絢斗2021/11/24

主演・土屋太鳳×脚本・岡田惠和「優しい音楽」ドラマ化! 共演は永山絢斗

 テレビ東京系では2022年1月7日に、土屋太鳳主演の正月恒例新春ドラマスペシャル「優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ」(午後8:00)を放送する。

 原作は、本屋大賞受賞作「そして、バトンは渡された」を執筆した瀬尾まいこ氏の「優しい音楽」。脚本は、昨年同枠にて放送された石原さとみ主演で数々の賞を受賞するなど高い評価を得た「人生最高の贈りもの」を手掛け、数々の話題ドラマを世に出し続ける脚本家・岡田惠和氏が担当する。さらに、演出を「Fukushima50」(20年)で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した若松節朗監督。音楽は国内外の受賞作の作曲、音楽監督を務める稲本響氏の書き下ろしで、ラブサスペンスとヒューマンドラマの要素を兼ね備えた“家族”と“絆”の物語を送る。

 同局ドラマ初主演となる土屋が演じるのは、北鎌倉の洋館に家族と住む女子大学生・鈴木千波。ある日、江ノ電の駅で永居タケルと出会い運命の歯車が回り始め、さまざまな事情を抱えながらタケルに接近する。そして、そんな千波に一目ぼれし、鈴木家の止まった歯車が動き出すきっかけとなる、造船所で作業員として働く青年・タケルを永山絢斗が演じる。「なぜ千波(土屋)はタケル(永山)に近づいたのか?」などのミステリー要素もありつつ、2人の恋愛模様に胸キュン必至のヒューマンドラマとなっている。

 本作への出演について、土屋は「『演じた役が見てくださる誰かと出会い、心の友として一緒に人生を歩んでほしい』。私が初めてそう願ったのは、16歳の時でした。撮影所につくられた教室で芽生えた小さな願いは、10年たった今、役に向き合う際の大きなエネルギーとなっています。私がテレビ東京さんを通して出会う作品は、なぜかどれも命に向き合うテーマを持っていました。『優しい音楽』は、私が女優として向き合ってきたそのテーマを、ある意味、総括するような存在になるのではないかと予感しています」と期待を込めた。

 さらに「命には形がありません。どこから、なぜ来て、どこに、いつ行ってしまうのかも分かりません。分からないからこそ人は目の前にある命をいとおしみ、守りたいと願うのだと思いますし…その願いが届かなくなる事実も、存在するのだと思います。この作品は、その事実を柔らかく包みながらも目をそらすことをゆるさず、深く優しく心に突き刺します。命を育む樹が大地に深く根を張るように、この作品が突き刺すさまざまな思いが見てくださる方々の心の中で力強い根となり、命への新たなパワーを育むことを心から祈っています。そして先輩方を全力で追いかけ、千波として生き、音楽の力を信じて、届けたいと思います」と意気込みを語っている。

 共演の永山は「冒頭から不思議な会話のキャッチボールに釘付けになって、あっという間に読み終えていました。瀬尾まいこさんの原作も読ませていただきましたが、これまた読みやすく、とても面白かったです。そこに岡田惠和さんのすてきな味付けが加わり、まさに新春に見ていただきたいドラマになること、間違いはないです」と期待感をあおり、「若松(節朗)監督をはじめ、豪華なキャストの中で自分の名前だけが場違いのようで震えていますが、出せる力を出し切って楽しんで演じたいと思います。少し変わった2人の変わった恋愛の物語で、それぞれの境遇から起こってしまう感情の摩擦だったり、人間誰しもが持つ清濁の両面も大切に表現できるよう尽力します。土屋太鳳さん、どんな方なのだろう。皆さま楽しみにしていてください」とアピールしている。

 脚本の岡田氏は「大好きな小説をドラマにできて幸せです。瀬尾まいこさんの『優しい音楽』が出版されたのは2005年。脚本家として一目ぼれしてしまって、立候補させていただきました。そこから15年以上たってしまいましたが、この度やっと実現いたしました。しかも最高の布陣で。ヒロイン千波に、土屋太鳳さん。タケル役に永山絢斗くんが決まった時は本当にうれしかった。2人とも一緒に、良い仕事をした思い出のあるすてきなすてきな俳優さんです。どんなお芝居なのか、楽しみで仕方ありません。そして大好きな兄貴。若松監督も引き受けてくださった。硬派な名作が多い若松さんですが、ちょっと照れながら撮る、恋の物語は、とても良い感じなのです。22年初頭に、優しい再生の物語をお届けしたいと思います」と喜びのコメントを寄せている。

 物語は、大学教授でギターが上手な父・雅志、歌がうまくて完璧な母・桂子と暮らす千波(土屋)が、いつもより早く家を出たある朝から始まる。江ノ電のある駅に着いた千波は、ホームにいたタケル(永山)を見るなり、思わず立ちすくみ激しく動揺する。だが心当たりがないタケルは、話し掛けられても困惑するしかなく…。広木克彦が営む小さな造船所で日々、真面目に働くタケルは、古い木造アパートで1人暮らし中。家には過去に何かあったのか、家族写真や父母のものらしき眼鏡が大事に飾られている。そんな境遇の違う2人は、奇妙な出会いを経て、やがて恋人同士に。ところが千波は、なぜかタケルを両親に会わせようとしない。その衝撃の理由を知ったタケルは――。

 鎌倉を舞台に、それぞれが忘れられぬ過去から新たな一歩を踏み出すまでの“再生”を描いた、音楽がつなぐ優しさあふれる愛と絆の感動物語に期待が高まる。


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