優しく心温まる感動作、タイドラマ「A Tale of Thousand Stars」に登場するタイ北部の料理ってどんな料理?<タイドラマガイド「D」番外編>2021/11/12
心臓移植により新しい人生を手に入れた大学生のTian(Mix)が、雄大な自然が色濃く残るタイ北部、チェンマイよりさらに北にある国境近くの村・パーパンダーオ村を舞台に、村人たちとの触れ合いを通して成長し、人生において大切なことを見いだしていく姿を描くドラマ「A Tale of Thousand Stars」。村で出会った森林警備隊・Phupha(Earth)とのほほ笑ましくも切ない恋はもちろんのこと、ボランティア教師として赴任したTianと村の学校に通う子どもたちや村人たちと心を通わせ、少しずつ“家族”になっていく様子が温かく、涙を誘うと話題に!
自然に囲まれた村で暮らす人々の息遣いを感じる丁寧な情景描写が大きな魅力の本作ですが、村特有の習慣や民族衣装、タイ北部の料理などが村での生活を効果的に演出しています。現在発売中の「タイドラマガイド『D』 vol.3」(小誌刊)に掲載されている「A Tale of Thousand Stars」の作品紹介ページでもタイ北部の料理についてご紹介していますが、今回は劇中に登場したタイ北部の料理をもっと詳しく紹介する<番外編>をお送りします!(ドラマの詳細は本誌をチェック♪)
辛くて、濃い味付けの料理が多いタイ東北部のイサーン料理とは異なり、ハーブなどの香辛料を使ってゆっくりと丁寧に素材の香りと風味を出した、うま味や丸みのある味わいが特徴的なチェンマイ料理。“北方のバラ”とも呼ばれる古都・チェンマイは、ミャンマーや中国・雲南などの影響を受けた料理も多く、タイの中でも特有の文化がある街なんです。(チェンマイ市内ではイスラム料理のお店も多くあるのだそう!)
本作の第2話で、ボランティア教師として村にやって来たTianを村長のKhamaがもてなした料理にもあるサイウアはハーブが練り込まれ、スパイスがきいたカレーソーセージ。チェンマイなどでよく食べられ、別名“チェンマイソーセージ”とも言うのですが、ハーブの香りと豚肉のうま味が口いっぱいに広がり絶品。少し味が濃いめなので、ビールなどにもピッタリです…!
豚の皮と豚肉を塩とにんにく、唐辛子と一緒にボール状にして発酵させたネーム。発酵させているため少し酸味があり、生のにんにくと唐辛子、しょうがと一緒に食べるのが一般的なのだとか。確かに、Khama宅のネームにもタイのにんにく(日本より少し小さい!)と青唐辛子が添えられているのが確認できますね! ちなみに、第10話にもネームが登場するのですが、こちらにもにんにくや唐辛子が添えられています。
また、豚肉をハーブ、香辛料と花椒(ホアジャオ)と一緒に炒めるラープチェンマイと、豚皮をゆでたものを一度乾かし、高温で揚げたケップムーも。ケップムーは揚げるとふわっと膨らみ、中華料理のえびせんべいのような軽い食感に! タイでもわりとメジャーな料理らしいのですが、青パパイヤを使ったサラダ・ソムタムやカレーなど…どんなタイ料理にも合うんだとか。何に合わせて食べようか…考えただけでもよだれが出てしまいます(笑)。
さらに、チェンマイで代表的なカレー、ゲーンハンレー。皮のついた豚バラ肉をショウガとピーナツ、スパイスなどの香辛料で煮込んだサラサラなカレーですが、日本でも人気のタイカレーの代表格・グリーンカレーやレッドカレーなどとは違って辛くないので、辛いものが苦手な方にもおすすめです。
今回、お話を伺ったチェンマイ料理を扱うレストラン・chompooのメニューにもゲーンハンレーがあるのですが、劇中で登場するゲーンハンレーとはまた少し違い、ホロホロとした豚肉とホクホクな玉ネギが絶品…!! その味はぜひお店でご堪能ください! chompooではサイウア(チェンマイソーセージ)やネームも提供。また、状況によってはメニューにはないラープチェンマイも作ることが可能とのことなので、興味のある方は入店前に電話などで確認してみてくださいね。
そして、Khamaの家で食べて以来、Tianの好物になった“豚の脳みそ”エプオンオー。劇中でTianが初めて食べた時にタマゴと間違えるのですが、蒸した豚の脳みそは卵白や白子のような食感なんだとか。ここでご紹介した料理はチェンマイでは一般的に食べられるそうですが、エプオンオーは流通や衛生面の問題からめったに食べることがない“ごちそう料理”。もしタイ料理店などで出合うことができたら、ラッキー! そそられた方は挑戦してみてはいかがでしょうか?
筆者が個人的に気になったのは、第3話で登場する料理の食材。茶葉の売買で詐欺に遭いそうになった村人を助け、業者に暴行を受けたTianを心配したPhuphaが、Tianの家に泊まった翌朝に用意した料理。イモなのかな? おこわ的な感じかな?と、ずっと気になっていたのですが(私だけでしょうか…笑)、chompooのシェフに調べていただいたところ、こちらはもち米をバナナリーフに巻いて焼いた、カオニャオピンという料理でした! バナナ入りやサトイモ入り、形状も三角やたわら型などさまざまなレシピがあるようですが、タイ国内の市場やマーケットなどでは広く売られているものだそう。1個6〜10バーツ(20〜30円)とお手頃で、おやつや軽食にもぴったりです。タイに行った際にはぜひ食べてみたいですね。
…と劇中に登場するたくさんの料理の中から、いくつかをご紹介しましたが、いかがでしたか? Khamaがおもてなし料理として出したエプオンオーや、育ちがよく、あまり食が太くないであろうTianにPhuphaが用意したカオニャオピンなど、料理の背景を知るとそのシーンがまた違って見えるはず。本作は、動画プラットフォーム・TELASA(テラサ)にて見放題配信中なので、何度でも見返してみてくださいね!
まだドラマを見ていない方は、タイドラマガイド「D」 vol.3についているTELASAの無料期間延長クーポンをチェック! また、誌面には「A Tale of Thousand Stars」の作品紹介ページだけでなく、主演を務めたEarth&Mixのインタビューと、プライベートが垣間見えるQ&Aも掲載しているので、ドラマと併せてお楽しみください♪
そして現在、東京・渋谷のhmv museum 渋谷ではGMMTVの“四天王ペア”をフィーチャーした展覧会「GMMTV EXHIBITION in JAPAN」を開催中です。今回より先日10月9日に開催された「BRIGHT WIN 1st FAN MEETING IN JAPAN」でBrightとWinが着用した衣装や企画を盛り上げた小道具の数々、イベントの様子を収めた写真なども展示しているほか、新グッズも登場。11月21日までと会期も残りわずかなので、お見逃しなく!
まだタイには行きづらい状況ですが、料理で“タイ気分”味わってみませんか?
【作品紹介】
「A Tale of Thousand Stars」
TELASAにて見放題配信中
https://www.telasa.jp/unlimited
「GMMTV EXHIBITION in JAPAN」
11月21日までhmv museum 渋谷にて開催中
https://www.gmmtvexhibition.com/
テレビ朝日担当 K・T
取材協力/chompoo 東京都渋谷区宇田川町15−1 渋谷parco4階(https://shibuya.parco.jp/shop/detail/?cd=025862)
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