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風間俊介「麒麟がくる」桶狭間の戦いでの元康の心境は「怒り」2020/06/08

風間俊介「麒麟がくる」桶狭間の戦いでの元康の心境は「怒り」

 NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜午後8:00ほか)。6月7日の第21回の放送では、桶狭間の戦いが描かれたが、戦いのキーマンとなる松平元康(後の徳川家康)を演じている風間俊介がコメントを寄せた。

 同作は、戦国武将の明智光秀(長谷川博己)を主人公に、織田信長(染谷将太)、斎藤道三(本木雅弘)、豊臣秀吉(佐々木蔵之介)、徳川家康ら歴史に名を残す戦国大名たちが英傑となっていく姿を描くもの。風間演じる元康は、桶狭間の戦いで今川方として参戦するも敗退。後に今川から独立し、三河の戦国大名として信長と同盟を結ぶ人物だ。

 第21回では、大高城入った元康の軍に、今川義元(片岡愛之助)の家臣・鵜殿長照(佐藤誓)から、即刻鳴海城への出陣命令が下されるが、舌の根も乾かぬうちに、今度は桶狭間への出陣を迫られ「本日はここを一歩も動きませぬ!」と言い切る元康の姿が描かれた。このシーンの心情について風間は、「どのような感情なのか、いろいろと考えながら現場に向かったのですが、その場で感じたのはシンプルな怒りでした。 それは三河を、そして、自分を軽んじられていることに対してなど、ひもとけばいろいろあるのでしょうが、ただただ腹立たしかったので、そのまま演じさせていただきました。 晩年の家康ではそのような対応はしないでしょうが、 若さ故なのだと思います」と説明する。

 また「桶狭間の戦い」を経て、元康にとっての信長については「主君を討った敵であるのと同時に、母との再会をかなえ、三河をわが元に戻すきっかけを与えてくれた。 幼き頃に慕っていたこともあり、一筋縄ではいかない思いですよね。 尊敬と畏怖、憎しみと親しみ、すべてが混ざった禍々(まがまが)しい存在になったと思います」と、複雑な感情を抱いていたはずだと分析。そして「このたびの家康は、皆さんがよく知る家康になる前の話です。 私も、天下人になる家康を忘れて演じていこうと思います。 まだ何者でも ない家康、元康を見守ってください」と呼びかけた。


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