村上虹郎、伊藤沙莉、役所広司、三浦貴大らが「アクターズ・ショート・フィルム2」で主演2021/10/29
5人の人気俳優がショートフィルムの監督に挑戦する、WOWOW開局30周年を記念して行ったプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム2」で、村上虹郎、琉花、奥平大兼、伊藤沙莉、役所広司、柳英里紗、三浦貴大が主演を務めることが分かった。今回制作される作品は、同局で2022年に放送・配信される。
予算・撮影日数など同条件で、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が、25分以内のショートフィルムを制作。世界から6000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」のグランプリ、“ジョージ・ルーカス アワード”を目指す。
青柳の監督作では村上が主演し、玉城の作品では琉花と奥平がダブル主演を務める。また、千葉の作品では自ら主演も務め、伊藤とダブル主演を担う。さらに、永山監督作に役所、前田監督作に柳と三浦がダブル主演。実に豪華なキャストが集結した。
村上は「この頃、俳優監督はやってるなあ、え、翔さんやるんですか、出た、どんな感じなんですか、え、僕ですか、はやりってちょっと遠ざかりたくなるよなあ、え、いや、はい。ちゃんとやります!!」とユーモアあふれる言葉を並べた。
琉花は「玉城監督とは何度か撮影でご一緒させていただいていましたが、初監督される作品でまさか自分が出演者としてオファー頂戴するとは思ってもいませんでした。監督とは同い年ということもあり、大変光栄です。セリフがある作品は初めてな上、長ゼリフですごく緊張しているのですが、監督・チームの皆さまのお力をお借りしてすてきな作品になるよう頑張りたいと思います」と意気込み、奥平も「玉城ティナさんが監督ということで、呼んでもらえてとてもうれしいのと、今までと違ったワクワク感がありました。オファーをいただいた役柄がとても特殊で、最初に台本を読んだ時にとても興味深かったです。台本を読んでいろんな想像を働かせようと思います。今回の役はお芝居のやり方が今までと違って、雰囲気や表情重視になりそうなので、これまでと違った形でお芝居を考える必要があると思っています。自分なりに工夫してみたいです」と期待を寄せる。
「いいね!光源氏くん」(NHK)での千葉との共演も記憶に新しい伊藤は、「共演をきっかけに普段から仲良くしていただいていますが、話していてクリエーティブなことにとても向いている人だなぁという印象があったので、千葉さんには今回くるべくしてきている案件!と思いました。千葉さんには今回くるべくしてきている案件!と思いました。千葉さんの演出は、共演した時にいただいたアドバイスの印象などから、なんの不安も心配もありません!」と信頼を寄せ、千葉も「このプロジェクトのルールとして、僕自身が出演することがあったことがまず一つですが、脚本を書いているうちに、自分がやりたくなった、というのが一番かもしれません。その理由として伊藤沙莉さんが出演してくださると決まったことが大きいと思います。伊藤さんが役を通して感じたことを監督として切り取り、役者として受けて立ちたいと思っております」と“相思相愛”の様子。
そして、役所は「瑛太くんから直接、電話で出演のオファーがありました。俳優仲間であり友人である彼の新たな挑戦に、自分が役に立てるのであればと、永山瑛太組の一員として働こうと決めました。監督と俳優としていい時間を過ごせるよう頑張りたいと思います。永山監督、楽しみです」と愛情たっぷりにコメント。
「あしたの私のつくり方」(2007年)で前田と共演し、前田主演ドラマのドキュメンタリー映像の監督も務めている柳は、前田について「目の前にハードルがある。私の場合そのハードルを飛ぶか飛ばないか、躊躇(ちゅうちょ)と闘い、時間をかけても飛べなかったりする。私の友人の前田敦子さんは私が悩んでる間にどんどんと飛んで飛び終えてを何度も繰り返している。しかも、彼女にしか与えられない高いハードルをいとも簡単に。いや、いとも簡単に見えるように。その姿をずっとそばで見てきた。気が付けば 10年ほどたっているが、彼女のその姿をいまだに友人という立場で感じている。 これが才能か。彼女は変わり続け魅力を振りまく、私は変わらず彼女を見つめる」と絶賛し、「『英里紗! 私、監督する!』敦子、また飛ぶんだ。そこにいれてくれるんだ。すごくうれしい。私は初めて躊躇なくハードルを飛ぼうとしている。彼女の飛ぶ先はいつも新しい。こんな楽しみなことほかにないです」と熱い思いを口にする。
そんな柳と共演する三浦は「今まで俳優として共演してきた前田さんと、今度は監督と俳優という関係性で作品を作り上げられることがとても楽しみです。非常に難易度の高い脚本ですから、どのような化学反応を起こせるか、私自身も俳優として一つステップアップできるのではと思っています。正直、撮影前の現段階では、想像しきれてはいませんが、皆さんに楽しんでいただける作品を作っていきたいです。前田監督の作品の一部として、映像に溶け込めるように尽力します」と真摯(しんし)に語っている。
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