ラストアイドル☆秋元康プロデュースのグループから選抜メンバーが登場!2020/03/25
秋元康プロデュースで2017年12月にデビューしたアイドルグループのラストアイドルが、8thシングル「愛を知る」をリリース。グループ名と同名のテレビ番組内で開催された1対1の個人バトルを勝ち抜いたメンバーで結成され、その後もユニット対決でのシングル表題曲決定や“歩く芸術”と呼ばれる集団行動パフォーマンスへの挑戦など、さまざまな試みを行ってきた。そして、今作ではグループ初となる立候補制オーディションバトルにより、シングル表題曲を歌唱するメンバー18人を選抜! その1位から5位にランクインしたメンバーの阿部菜々実、長月翠、間島和奏、安田愛里、大森莉緒に、現在の思いを聞く。
──まずは、グループ初の立候補制による選抜メンバーオーディションバトルを終えた現在の心境から教えてください。
大森 「立候補した41人のメンバーの中から18人が選ばれたんですけど、立候補したからには絶対に選抜に入らなきゃって思っていました。ただ、やっぱり不安もあったので、1人でスタジオを借りてダンスを練習したり、これまで以上の全力と本気で挑んだ結果、5位に選んでいただいて…。選んでいただいたからには、5位にふさわしいと思ってもらえるように、この子を選んでよかったと思ってもらえるように頑張りたいです!」
安田 「立候補はTwitterで表明する形だったんですけど、ギリギリまで迷いました。このタイミングで、またメンバー同士で戦うのは嫌だなって。でも、悩んだ末に、必死に頑張っている姿をファンの方に見ていただいて、何かを届けるのがアイドルなんだって思って、最終的に立候補を決めて、4位という順位をいただけました」
間島 「私は3位に選んでいただいたんですけど、選ばれなかったメンバーもいるということを忘れず、結果に甘んじることなく活動していきたいです。18位までに入らなかったメンバーは本当に悔しいと思うし、絶対にはい上がろうと決意していると思います。そうやって、グループ全員がお互いに意識して高め合っていけるのがアイドルグループの面白さ、醍醐味だと思うので、今回のシングルをきっかけによりそういう雰囲気がグループに生まれればいいですね!」
長月 「今回のオーディションバトルが発表された時、怖くて泣いているメンバーもいたんですけど、私はうれしすぎて泣いていました(笑)。私、ずっとバトルがやりたすぎて、“いつでも来い!”っていう気持ちでいたんです! どうやったら自分のよさが出せるのか、この子を選びたいって思ってもらえるのかを意識してオーディションに挑んで、2位になることができました!」
──長月さんは、バトル気質なんですね(笑)。
長月 「そうなんです(笑)。ラストアイドルって、1対1のパフォーマンス対決をして、負けたら脱落するバトルからスタートしているじゃないですか。でも、最近はグループ全体で協力して一つのことを成し遂げるような形が多かったので、そろそろ戦いたいなってウズウズしていたんです(笑)」
──1位になった阿部さんはいかがですか?
阿部 「私も、どこかで刺激を求めていたので、“ついに来た!”っていう気持ちでしたし、始まる前からすごく楽しみにしていました。結果的にセンターに立たせていただくことになりましたけど、今までセンターに立った時以上に重圧を感じます」
──オーディションバトルの上位18人が歌うニューシングルの表題曲「愛を知る」は、これまでのラストアイドルにはないタイプの楽曲になっていますね。
大森 「こんなに明るくてロックな曲は初めてだし、ファンの皆さんと一緒にライブで盛り上がれる曲になっています!」
間島 「曲をいただいた時、“やっと来た!”って思いました! 夏フェスとかで、タオルを回して盛り上がれるような曲が歌いたかったので、すごくうれしいですね!」
安田 「普段は基本的に明るい曲を聴いているので、私も『愛を知る』を聴いた時はやっぱりうれしかったです」
長月 「曲調は明るいけど、歌詞にはどこか陰りもあって、そこは私たちラストアイドルらしい部分なのかなって、個人的には思っています」
──前作の「青春トレイン」に続いて、“バブリーダンス”の仕掛け人でもある、大阪・登美丘高校ダンス部総監督のakaneさんが、今作でも振り付けを手掛けています。
阿部 「前回の『青春トレイン』はシリアスな表情でダンスをしているんですけど、今回は笑顔もたくさん見せられる曲になっているので、メンバーのかわいいところもたくさん見てもらえると思います!」
大森 「振り付けにはフリーでダンスするパートもあるので、そこはそれぞれの個性をアピールするチャンスだなと思っています!」
──「愛を知る」というタイトルも印象的です。
大森 「実は、どんな略称が定着するのか、楽しみにしています。既に、『愛知る』とか『愛る』って略しているファンの方もいるんですけど、私は愛知出身でもあるので、『愛知』がイチ推しです! この略称が定着したら、愛知県とコラボしたお仕事もさせていただけるかもしれないですし!(笑)」
──確かに(笑)。そんな中、ラストアイドルはデビューから2年余りが経ちましたが、グループはどんな変化をしましたか?
長月 「1対1の戦いから生まれたグループですけど、今はお互いを認め合えるようになったと思います。自分以外のメンバーのいいところを見つけられるようになりましたね」
安田 「最近の阿部菜々実ちゃんは、周りを包み込んでくれるようなセンターになってきたなって思います。以前は、歌もダンスも完璧な菜々美ちゃんの背中を見て、みんなが付いていくみたいな感じだったんですけど」
阿部 「昔は余裕がなくて、自分のことしか考えられなかったんです。今は、自分よりもラストアイドルというグループ全体のことを考えるようになりました。もともと人見知りなんですけど、『みんなに心を開いたら、もっといいグループになるよ』ってakane先生に言われたこともあって、自分が変わりつつあると思います」
──現在、霜降り明星の2人をMCに迎えた冠番組「ラストアイドル」(テレビ朝日ほか)も放送中です。
長月 「霜降り明星さんには、ラジオでラストアイドルの名前を出していただいたり、本当によくしていただいています。お二人とも、すごく優しいんですよ」
阿部 「私たちのことを気に掛けてくださっていて、本当にありがたいです」
──最後に、ラストアイドルとしての現在の目標を教えてください。
阿部 「もっともっとラストアイドルのことを知ってもらって、いつか日本武道館のステージに立つことが目標です!」
間島 「やっぱり、日本武道館に立つことは、ラストアイドルが成長している分かりやすい証しにもなると思うので、頑張ります!」
【プロフィール】
ラストアイドル
2017年8月にスタートしたオーディション番組「ラストアイドル」(テレビ朝日ほか)で結成され、秋元康プロデュースにより同年12月にシングル「バンドワゴン」でデビュー。昨年4月発売の「大人サバイバー」では“歩く芸術”を取り入れた振付が話題に。現在、「ラストアイドル」に出演中。
阿部菜々実(あべ ななみ)
2002年5月17日山形県生まれ。おうし座。O型。
長月翠(ながつき みどり)
2000年5月17日愛媛県生まれ。おうし座。O型。
間島和奏(まじま わかな)
2000年4月26日北海道生まれ。おうし座。B型。
安田愛里(やすだ あいり)
1999年6月24日神奈川県生まれ。かに座。O型。
大森莉緒(おおもり りお)
2001年12月22日愛知県生まれ。やぎ座。AB型。
【作品情報】
8thシングル「愛を知る」
4月15日リリース
¥1,019ほか CD+DVD/CD(Virgin Music)
取材・文/大久保和則 撮影/蓮尾美智子
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