「ナイト・ドクター」第10話――“どんな患者も受け入れる”美月(波瑠)の思いが崩される…2021/09/06
救急医療の働き方改革として、試験的に結成された夜間勤務だけを専門に行う医療チーム「ナイト・ドクター」が、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら唯一無二の絆を紡いでいく完全オリジナルの“青春群像医療ドラマ”「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)。
深刻な人手不足が叫ばれる日本の救急医療の世界で、月9ドラマ初主演の波瑠演じる救急医・朝倉美月が、働き方改革のメスが入った「柏桜会あさひ海浜病院」を舞台に、救急医の成瀬暁人(田中圭)、深澤新(岸優太)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵) と共に、24時間365日“どんな患者も受け入れる”「ナイト・ドクター」として奮闘。くせ者ぞろいの「ナイト・ドクター」たちをまとめる指導医は、本郷亨(沢村一樹)。夜の病院は、厄介な問題を抱えた患者たちが次々に運ばれて来る。果たして、「ナイト・ドクター」は、すでに崩壊寸前の現代の救急医療を救う一筋の光となるのか。
第9話(8月30日放送)では、深澤の“医者として”、“兄として”の葛藤が描かれた。「臓器提供意思表示カード」にサインしてほしい妹・心美(原菜乃華)と、「生きることを諦めてほしくない」と強く願う深澤。それを聞き、複雑な思いを抱える美月と桜庭…。しかし美月の母親のこと、桜庭自身のことを聞いた深澤は心美と向き合い、カードにサインする決断をした。
――「人って普段から、きっといろんなものをもらって生きてるんだよな」。
この言葉に考えさせられ、さらに自分と大切な人たちの命とちゃんと向き合いたいと強く思った筆者だった。
■10話(9月6日放送)あらすじ/“どんな患者も受け入れる”、その思いが崩れる時が――
星崎比呂(泉澤祐希)から胸部大動脈解離が疑われる男性の受け入れ要請が入る。発症から2時間以上経過しておりとても危険な状態だった。しかし、星崎らがいる場所からでは搬送中に患者の命がなくなってしまうと、本郷(沢村)は断るようにと告げる。本郷の判断に従わざるを得ない美月(波瑠)…。“どんな患者も受け入れる”という思いが崩れる瞬間だった。
30分後、高所転落による女性の受け入れ要請が。深澤(岸)や幸保(岡崎)は病院までもたない…と言うが、15分以内に搬送可能という救急隊員の言葉を聞き本郷は受け入れを許可。しかし、15分を過ぎた頃、救急車が到着。声を荒げることのない本郷が、珍しく救急隊員を怒鳴りつける姿が。彼の迫力に圧倒される美月たちだったが、初療室へと急ぐ。成瀬(田中)たちが総力で治療にあたったが、助けることはできなかった。
その日の夜勤後、桜庭麗子(真矢ミキ)と八雲徳人(小野武彦)に呼び出された本郷は、理事会で決定したナイト・ドクター制度の今後の方針について聞かされる。ナイト・ドクター制度が救急救命センターの収益を上げていないという…。
むなしさを抱えたまま、シフト通り休日迎える美月。いつも通り、患者を受け入れ奮闘する深澤たちだったが、それぞれが患者の対応に追われていると「あさひ海浜病院」一帯が大規模停電に。
【番組情報】
「ナイト・ドクター」
フジテレビ系
月曜 午後9:00~9:54
フジテレビ担当 Y・O
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