荒川静香、宇野昌磨らが「フレンズオンアイス2021」で華麗な舞いを披露!2021/09/01
8月27日~29日、「フレンズオンアイス2021」が神奈川県・KOSÉ新横浜スケートセンターで開催されました。今回は、26日に行われたリハーサルの模様をリポートします!
オープニングナンバーは「Bang!」。出演者たちが一堂に会し、呼吸を合わせた迫力の群舞でショーの幕開けを告げました。
「フレンズオンアイス」初出演となる田中刑事選手の演目は、今シーズンのフリー「Whiplash」。軽快なメロディーに乗せて、ダイナミックなジャンプや繊細なエッジワークを披露しました。
宮原知子選手は、今季ショート「Song for the little sparrow(小雀に捧げる歌)」を演技。気品あふれる滑りで、美しいメロディーを表現しました。
荒川静香さん、織田信成さん、本郷理華さん、坂本花織選手、樋口新葉選手によるコラボナンバーは「魔法使いの弟子」。こちらはコミカルなシーンが満載の楽しいプログラムです。
樋口選手は今シーズンのショート「Your Song」を。透明感あふれる演技で、フリー「ライオンキング」とはまた違う、多彩な表現力を見せつけました。
坂本選手の演目は、今季ショート「Now we are free」。スピード感あふれるスケーティングや力強いジャンプなど、坂本選手の魅力が堪能できます。
荒川さんの演目は、「Ghost the Musical」から「With you」。美しい愛の物語を氷上に描きました。
大トリで登場した宇野昌磨選手は、今シーズンのショート候補の一つ「Oboe Concerto」を披露。重厚なスケーティングや指先まで神経の行き届いた上半身の動きなどで、格調高い調べを氷上に映し出しました。
ショーの終了後に行われた記者会見から、宇野選手のコメントを紹介します。
――2年ぶりの「フレンズオンアイス」開催となりました。
「また、今年も『フレンズオンアイス』に出演することができて、とてもうれしいです。シーズンに入る前の最後のアイスショーということで、このアイスショーを機にシーズンへ気持ちが切り替わり、練習内容も大きく変わっていく節目のアイスショーだと思っています。より競技に近い構成で滑ることを目標にやっていきたいなと思っています」
――ショートは「Oboe Concerto」と「Earth Song/History」のどちらになりますか? また、スイスへの帰国時期も含めて、今後の予定を教えてください。
「両方とも明確に答えたいんですけど、今シーズン、ステファン(・ランビエール)コーチが“誰に帯同して、どこに行くのか”、島田高志郎くんが『ジャパンオープン』に選ばれて出るのか、ステファンコーチが来る時に隔離期間があるのか。不確定なことが多いので、正直まだ決まっていなくて。ステファンコーチが日本に来てみんなで練習するかもしれませんし、全く来ないのであれば僕がスイスに行く予定ではありますし、そこは断言できません。ショートに関しても、まだステファンコーチに両方ちゃんとお見せできていないのもありますし…。有力なのは『Oboe Concerto』かなと自分では思っていますが、ステファンコーチから『こっちがいい』という言葉をいただいたら、そちらになると思いますし…。まだ断言しきれない部分ではあります」
――ジャンプ構成について教えてください。
「まだ、試合まで期間があるので…、試合までに自分の調子がもし今と同じならば、4回転ループ、4回転サルコウ、4回転フリップ、4回転トウループの4種類を全部フリーに入れたいと思っています。そのつもりで、この『フレンズオンアイス』が終わり次第、練習に取り掛かろうかなと。今は、一つ一つのジャンプなら、例年よりもすごくいいものが跳べているのかなと思うので、あとは試合につなげる練習をしていけば、間違いなくいつもより、例年よりいい状態で試合に挑めるんじゃないかなと思います」
――フリーで4回転ループを跳ぶのは、ルール改正後、初めての挑戦でしょうか?
「うーん…ルールがいつ改正されたのか、正直忘れちゃったんですけど(笑)。(――平昌冬季五輪後です)ロンバルディア杯(17年)は、ルール改正前でしたっけ…? まあ、どっちでもいいんですけど…(笑)。(4回転)ループを試合でやること自体がすごく久々というか、4年ぶりぐらいじゃないかなっていうくらい久々に挑むので、正直、まだ自信というのはないんですけれども、やっと4年越しに練習でもちゃんと跳べるようになってきたので、早く試合で成功させることが楽しみです」
――その挑戦は、北京冬季五輪シーズンだからでしょうか?
「僕はいつも、その時にできるジャンプは限界までプログラムに入れたいと思っていて。今年は偶然、いろいろなジャンプがいい方を向いていて。だから、今年は4回転をいつもより多い種類を想定して練習ができています。今年が五輪シーズンでなくても、この調子だったら同じことをやっていますし、『五輪シーズンだからこそ、まとめた演技を目指すべき』と言われたとしても、その先のシーズンも見据えて、もっともっと成長したいと思っているので、今年もたくさん挑戦したいです」
――北京冬季五輪シーズンの目標を教えてください。
「日本は本当にレベルが高いので、僕も五輪に出場できるように、毎日毎日を大切にし、全力で(出場)枠を獲れるように頑張りたいなと思っています」
撮影/高橋学
【番組情報】
「荒川静香フレンズオンアイス2021」
日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
9月25日 午後5:00~7:30
【最新雑誌情報】
「KISS & CRY 氷上の美しき勇者たち 2020-2021シーズン総括&2021-2022 前進のシーズン号」
(表紙・巻頭特集/宇野昌磨選手/KISS&CRYシリーズVol.40)
発売中
https://honto.jp/netstore/pd-book_31024204.html
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