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「24時間テレビ44」髙橋海人が“想いの一皿”食べ歩く。「“想い”を込めて作った料理には、おいしいのその先がある」2021/08/22

 日本テレビ系では2日間にわたって「24時間テレビ44『愛は地球を救う』」(8月21日午後6:30~22日午後8:54)を生放送。メインパーソナリティーをKing & Prince、チャリティーパーソナリティーを菅野美穂、スペシャルサポーターをチョコレートプラネットが務め、「想い~世界は、きっと変わる。」をテーマに東京・両国国技館からさまざまな企画をおくる。昨日21日には、同系の人気バラエティー番組「世界の果てでイッテQ!」に出演する女性芸人たちが全国の合唱強豪校と中島みゆきの名曲「時代」を生披露する姿や、平野紫耀が主演したスペシャルドラマ「生徒が人生をやり直せる学校」などが届けられた。また、「復興への想いを繋ぐ 募金リレー」では、第1走者の岸優太からたすきが受け継がれている。

 髙橋海人はコロナ禍で戦い続ける三つの飲食店を取材。飲食店が直面する苦難を目の当たりにした映像が放送された。

 まず訪れたのは、家族3世代で力を合わせ12年営業してきた神奈川・川崎市のうどん居酒屋「どんた」。最初の緊急事態宣言以降、店内営業を止め、さらにはうどん弁当の販売を諦め、天ぷらやからあげ弁当の販売を行いなんとか店を継続。しかし、昨年の春の時点で経費と売上が追いつかず、家賃を支払えない状況に陥り、数カ月後には閉店するかもしれない危機に追い込まれた。

 それから1年3カ月経った今、「どんた」には営業中の看板が。髙橋が店をのぞくと、店を営む君代さんは「海くん! 海くんでしょ!」と大喜び。相変わらず苦しい状況だが、娘が掛け持ちで塗装業の仕事をするなどして、なんとか営業を続けているそうだ。

 絶対に店を続けるという強い思いの支えになっているのは、「今まで食べたうどんで一番おいしい!」というある少女からの数々の手紙。そんな少女からの手紙や常連に励まされて営業を続け、持ち味だった柔らかく喉ごしのいい麺を、持ち帰りにも対応できる伸びにくい麺に変えるなどの試行錯誤を重ね、今では冷やし天うどんの弁当の販売ができるように。背中を押してもらったことで生まれ変わった新しい味を試食した髙橋は、「モッチモチでおいしい、歯応えがある!」と大絶賛。さらに、隠れ人気メニューのかき氷にも舌鼓を打った。

 次に、髙橋が会った洋食店の店主・大橋さんは、コロナ禍の中で営業を開始した店主の1人。コロナの影響で閉店してしまった店のテナントを受け継いで営業しているが、大橋さんが受け継いだのはお店だけではなく、前店舗のお店の味だ。そんな前店舗のオーナーが大橋さんの店を訪れ、30年の歴史がある「ねぎワンタン」のレシピを伝授。大橋さんは見事に味を再現し、コロナに奪われた味と思いを受け継いでいくこととなった。

 髙橋は大橋さんの作ったねぎワンタンを「この味を知れたのはすごい幸せ!」と、箸を止めることなく最後まで完食。そのおいしさに感動の声をもらした。大橋さんは現在収入がないというが「いつか夢や目標はかなうと自分を信じています」と、今後の営業に前向きな強い思いを語った。

 そして、髙橋は今年1月にコロナ禍の影響による営業不振で39年の歴史に幕を閉じたラーメン店「味の彩華」の主・木村浩敬さんのもとを訪れた。木村さんは、閉店から半年が経った今でも常連から寄せられたメッセージを大切に保管していた。

 髙橋が取材していると、74歳の木村さんから「これから新しい店をやる」と驚きの発言が。ちょうど物件探しの真っ只中だと聞いた髙橋は、新たな店で出すラーメンの試作を手伝うことに。木村さんが作るのは、手打ち麺を使う塩ラーメン。4歳の時に父を亡くし、母に育てられた木村さんは、家計を支えるため15歳で家を出て料理人の世界へ飛び込んだ。それ故に、人並みの親孝行ができなかったこと、また母に自分が作ったラーメンを食べてもらうことができなかったことを悔やんでおり、母に喜んでもらえるぬくもりの一杯を作り続けたいという。

 その思いを知った髙橋は、生地作りからお手伝い。粉を触りながら「気持ちいい〜!」と笑顔を見せ、力が必要な生地をこねる作業に全身を使って取り組む。完成したラーメンの試食会には、木村さんの妻、娘、孫らが一堂に会し、木村さんのお母さまが好きだったというかつお節を練り込んだ麺や、魚介の風味を加えた新しい塩ラーメンを堪能した。髙橋も新作ラーメンを試食するが、1杯目を食べ終えるとなんと「麺って余ってますか?」とおかわりをするほどの絶品で、笑みを浮かべた。

 髙橋は取材先で「コロナが世界を変えて、日本も変えて、飲食店という僕らの身近にあるものもダメージを受けています。そんな中でも強く熱さを持って果敢にチャレンジしていく方の姿を見て、少しでも見てくれる人の世界が変わるといいな」と語り、スタジオでは「“想い”を込めて作った料理にはおいしいのその先がある。普段ご飯を作ってくれている人に頭が上がらないです」とあらためて感謝の言葉を口にした。


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