ウエンツ瑛士が小栗旬主演「日本沈没」に出演。ムードメーカーの若手官僚役2021/08/11
ウエンツ瑛士が、小栗旬が主演を務め、TBS系で10月スタートする連続ドラマ「日本沈没―希望のひと―」（日曜午後9：00、開始日未定）に出演することが発表された。
ドラマの原作は、1973年に刊行された小松左京による不朽の名作「日本沈没」。翌年には同局でテレビドラマ化がされているが、それ以降もドラマのみならず映画やアニメ、漫画などさまざま形で語り継がれてきた名作だ。刊行から48年の時を経て、この原作に大きくアレンジを加えた本作は、原作でも描かれていた「環境問題」を現代に照らし合わせて鮮明に描き出す。そして、主人公を含め登場人物をオリジナルキャラクターにすることで、2023年の東京を舞台に、今だからこそ描くべき物語が展開。沈没という目に見えない危機が迫る中で、国家の危機に瀕してもなお、一筋の希望の光を見いだすために奮闘する人たちの姿を紡いでいく。
目的のためには手段を選ばず、時には強引な手法で政策を推し進めてきた野心家の環境省官僚・天海啓示を小栗が演じるほか、天海とは大学の同期で経産省の官僚・常盤紘一役を松山ケンイチ、週刊誌の女性記者・椎名実梨役を杏、総理大臣・東山栄一役を仲村トオル、原作でも重要な鍵を握る学者・田所雄介役を香川照之が務める。
そして、ウエンツが演じるのは、主人公の天海と共に各省庁の代表として召集された、個性豊かな「日本未来推進会議」メンバーの1人、石塚平良。石塚は、厚生労働省代表でメンバー最年少。各省庁間で対立し合う会議メンバーの中で、潤滑油となる存在だ。ウエンツは、イギリスへの演技留学から帰国後、本作が初のドラマ出演となる。また、「日曜劇場」枠への出演は06年放送の「輪舞曲−ロンド−」以来15年ぶり。主演の小栗とは、02年の「ごくせん」（日本テレビ系）で共演経験がある。未曾有の危機に立ち向かう中、小栗とどのような掛け合いを見せるのか注目だ。
ウエンツは「素晴らしいキャスト、スタッフさんの皆さんとお芝居をできる喜びに満ちあふれています」と心境を明かし、「歴史のある作品で気の抜けないシーンが続いていきますが、その中で、弱さがむき出しになった時に起こる人間ドラマを楽しんでいただけるんじゃないかと思います」と見どころを紹介。
さらに「一つの判断が命を左右する未曾有の危機においてのムードメーカーという役割は、役柄的にも僕自身も常に不安との闘いでした。しかし、希望も絶望もすべて人の中にあることをあらためて学べる素晴らしい作品です」と語っている。
東仲恵吾プロデューサーは「ウエンツ瑛士さんが演じる石塚は、沈没という危機の中で“リーダー”として人々を救い出すために全力を尽くす官僚の1人。極限状態での覚悟が求められる中で、石塚はくじけそうになったり、逃げ出したくなりながら、成長していく役どころです」とキャラクターを説明。
その上で「この役を考えた時に、周りから愛されるかわいらしさがありつつ、自分で決めたことを貫く強い意志を持つウエンツさんそのものだと思い、ご出演をお願いしました」とオファーの理由を語り、「実際にウエンツさんが演じてくれたことで、石塚に一味も二味も人間味を加えていただき、魅力的で、何よりも本当に誰からも愛されるキャラクターにしてくれました。また、役柄のみならず“チーム『日本沈没』”のムードメーカーとしても、盛り上げてくれました。困難な状況の中で、ウエンツさんが石塚として導き出した“希望”をぜひ、お楽しみください」とメッセージを寄せている。
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